大企業がCRMツールを導入する3つのメリット
大企業は多数の顧客や取引先を抱えているため、すでに専用のCRM(顧客管理;Customer Relationship Management)システムを持っている場合がほとんどです。ただその情報が組織の成長のために効果的に活用されているかというと、そうとも言い切れない場合があります。
顧客管理とその活用までを視野に入れたCRMツールを導入することで以下のようなメリットが得られます。
大量の
データを効果的に管理
大企業は多数の顧客を抱えているため、大量のデータを管理する必要があります。これには、個人情報や取引履歴、コンタクト情報などが含まれます。CRMツールは、これらのデータをただ保有するだけでなく、営業活動やマーケティング活動に活かせる形で効果的に管理することができます。
複数チャネルの
情報を集約し共有
大企業においては、顧客情報を持つ部署が複数あります。チャネルも電話、メール、SNSなどさまざまです。その情報をCRMツールに連携、集約できます。情報共有も容易になります。顧客が同じ情報を複数のチャネルで提供しても、情報が統合されているなら適切なサービス提供ができるでしょう。
顧客情報の
プライバシー保護
大企業は、顧客情報を大量に持っているため、プライバシー保護の問題が生じることがあります。情報を守りながら営業活動やマーケティング活動に活かすには、脆弱性が無いシステムが理想です。CRMツールの提供会社は、ツールのプライバシー保護を常に追求しているため、大企業にも有用です。
CRMツールの選び方のポイント
大企業がCRMツールを選ぶ際には、以下の6つのポイントを確認することが重要です。
スケーラビリティ(拡張性)
大企業は、多数の顧客を抱えているため、CRMツールに拡張性であることが必要です。つまり、顧客数が増えてもシステムのパフォーマンスが低下せず、追加のコストや労力を必要としないことが望ましいです。
カスタマイズ性
大企業は、独自のビジネスプロセスやニーズを持っているため、CRMツールがカスタマイズ可能であることが望ましいです。また、各部署や担当者によって異なる要件があるため、ツールが柔軟に対応できることが重要です。カスタマイズにはAI(人工知能)や自動化機能があることも有用です。
マルチチャネルサポート
大企業は、複数なチャネルを通じて顧客とやりとりしているため、CRMツールは電話、メール、SNSなどの多様なチャネルをサポートしていることが必要です。ツールで複数のチャネルの情報を一元的に管理できることが望ましいです。
強固なデータセキュリティ
大企業は、多数の顧客情報を持っているため、データセキュリティが非常に重要です。CRMツールが、適切なセキュリティ機能を備えていることが必要です。また、EU一般データ保護規則(GDPR)などの規制に準拠していることが求められます。
充実したサポートとトレーニング
大企業はすでにある顧客管理システムとCRMツールを連携するケースがあり、情報システム部門の担当者などと専門的に連携できるサポートは必須です。さらに、多数の担当者がCRMツールを使用するため、トレーニングが充実していることが必要です。
中長期的な視点も踏まえたコスト
大企業の場合は取り扱うデータが多く、専用のカスタマイズも必要なため導入コストが高くなりがちです。利用人数に応じた月額課金のツールの場合、利用者が多ければランニングコストもかかります。ただ、短期的な視点でなく、組織の成長を見据えた中長期的な視点に立脚することも大切です。
CRMツール導入の流れ
大企業がCRMツールを導入する流れは、一般的に以下のようなステップで進められます。
ただし、組織によっては、より多くのステップや詳細な手順が必要になる場合があります。
STEP 1
プロジェクトチーム
の設立CRMツールの導入を目指し、プロジェクトチームを設立し、組織内の関係者を含めて計画を進める必要があります。プロジェクトチームは、主要なステークホルダー、IT部門、営業部門、カスタマーサポート部門などから構成されます。
STEP 2
目的の明確化
企業は、どのようなビジネス目標や顧客ニーズに対応するためにCRMツールを導入する必要があるのか、明確にする必要があります。例えば、営業活動の効率化やカスタマーサポートの向上などが挙げられます。
STEP 3
ベンダーの
比較・評価・選定目的に応じて、CRMツールを提供するベンダーの候補を選んで評価することが必要です。ベンダーの評価には、機能、価格、信頼性、カスタマーサポートなどが含まれます。予算なども考慮しながらベンダーを選定します。
STEP 4
カスタマイズ
CRMツールは、目的に合わせてカスタマイズする必要があります。カスタマイズには、データのマッピング、フィールドの追加、ワークフローの設定などが含まれます。
STEP 5
データの移行
組織内で既に保持されている顧客データやセールスパイプラインなどを、新しいCRMツールに移行します。
STEP 6
トレーニング
CRMツールを利用するために、関係者に対してトレーニングを実施する必要があります。トレーニングには、システムの使い方、レポートの作成方法、データの入力方法などが含まれます。
STEP 7
運用開始
CRMツールの導入を段階的に進める必要があります。最初に小さなグループに導入し、問題がなければ他の部門に展開していきます。
大企業ならではのCRMツール導入の課題とその解決策
CRMツールはゼロから開発する、というよりもベンダーが提供するツールを利用することで開発コストが抑えられる利点があります。
一方で、他社のツールであるため一定の課題が生じます。課題を予測して準備したり、大企業への導入経験が豊富なベンダーを
選んでサポートを受けることでスムーズに導入しましょう。
データの品質問題
解決策: 大企業の膨大なデータはツールにフィットされて読み込ませなければならず、データの品質が問題となります。解決するためには、データのクレンジングを行い、正確なデータのみをCRMツールに取り込む必要があります。また、データの入力規則を設定したり、データ品質を監視するツールを導入することで、データの品質を維持することができます。
カスタマイズの複雑さ
解決策: 膨大なデータに加えて目的に合わせたカスタマイズも必要です。カスタマイズの複雑さを解決するためには、プロジェクトチームでまず目的を丁寧に確認し、目的を達成するために必要なカスタマイズを洗い出したり、業務プロセスの再設計を行ったりします。カスタマイズにかかる時間やコストを最小限に抑えるために、ベンダーが提供する既存の機能を活用することもあるでしょう。
連携すべきツールの多さ
解決策: 大企業の場合、事務系のグループウェアや電話アプリ、オンライン会議システムなどさまざまなツールがすでに導入されています。CRMツールの力を最大限に発揮するにはそのツールと連携した方がよい場合があります。対応しているかどうか確認しましょう。
部門間やパートナー企業とのやりとりの多さ
解決策: 大企業には内部外部問わず多くの人が関わるため、迅速かつ適切な共有が重要です。CRMツールには、他部署や他社のメンバーを簡単にアカウント追加できつつ、かつ、アカウント毎に権限を調整しやすい機能が備わっているとよいです。申し送り事項があるときは、外部の連絡手段でなくそのツール上のチャットやメモなどがあると、現場が使いやすいでしょう。
現場へのスムーズな導入
解決策: 新しい仕組みの導入は、初期段階では現場に一定の負荷をかけます。このため、プロジェクトチームは、目的を明確にした上で関係者に説明やヒアリングを実施し、彼らの業務プロセスをCRMツールに適合させることを考慮する必要があります。既存のツールやプロセスを単純に置き換えるのではなく、CRMツールを使って業務を一層効率化することを念頭におけば、現場も受け入れやすいでしょう。
セキュリティの問題
解決策: 大量の情報をCRMツールに集約することになるため、セキュリティの問題が生じます。このため、CRMツールにアクセスできるユーザーを限定し、必要に応じてアクセス制御を設定する必要があります。セキュリティレベルを維持するために、ツールが国際的なセキュリティ評価基準を満たしているかチェックすることが大切です。
大企業に最適なCRMツールはZoho CRM
「Zoho CRM 」は、ゾーホーが提供するクラウド型顧客管理システムです。CRMツール、というだけにとどまらず、
営業支援(SFA)領域やマーケティングオートメーション(MA)領域もカバーしています。
世界180か国、25万社以上が導入しているツールです。
世界250,000社以上の導入実績
大企業に必要なのは安全で拡張性の高いツール
大手企業が抱える大量の顧客データや複雑なビジネスプロセス。
これらは情報セキュリティ基準に則って管理するだけでなく、法規制を遵守する必要があります。
Zoho CRM は、企業内に散らばったデータを統合して管理。データのサイロ化を解消し、より魅力的な顧客体験を提供できるようになります。堅牢なバックエンドインフラ、多様なビジネスニーズに対応する豊富な機能、厳重なセキュリティ対策
により、世界中の大手企業のビジネスをスムーズかつ安全に運用できるよう支援します。
業種別ソリューション
業界によって、抱える課題は異なるもの。自社固有の要件を満たすCRMソリューションを見つけられず、多額の費用と工数を要するオリジナルCRMの開発を検討する企業も多くいます。
しかし、Zoho CRM さえあれば、その柔軟性とカスタマイズ性により、
すべての企業が業界固有のニーズに対応した CRM を導入可能に。
入力項目からビジネスプロセスやワークフローまでカスタマイズできる Zoho CRM は、
一つひとつの企業や業界の要件を簡単に満たせます。
大企業でのZoho CRM 導入事例
Zoho CRM は世界で250,000以上の導入実績があります。日本国内の大企業だけを見ても、業種も多様、上場企業や業界大手などさまざまです。ビジネスもBtoC、BtoBの事例が豊富にあります。
豊富な機能と明瞭な料金プラン
Zoho CRM にはさまざまな機能があり、一般的な顧客管理(CRM)、営業支援(SFA)ツールの相場と比較しても低コストでご利用いただけます。また、各プランには豊富な機能が揃っています。
Zoho CRMと他社CRMとの比較
機能
Zoho CRMプロフェッショナル
Salesforce Lightning Essentials
Hubspot
Starter
SugarCRM Professional
自動化(マクロ
Google広告連携
Google Workspace連携
ソーシャル管理
Facebook、Twitterからの 見込み客作成
Web接客ツール・Webサイト訪問者トラッキング
セールスシグナル
カスタムタブ
月間契約より約34%OFF
選べる4つの料金プラン
シンプルに始めたい方にスタンダード | 本格的に活用したい方にプロフェッショナル | とことん使い倒したい方にエンタープライズ はじめに試すなら、このプラン! | より大容量で活用したい方にアルティメット | |
料金 | シンプルに始めたい方に スタンダード 1ユーザー/月額無料トライアル機能を非表示 無料プランのすべての機能に加えて、以下の機能が含まれます。
| 本格的に活用したい方に プロフェッショナル 1ユーザー/月額無料トライアル機能を非表示 無料プランのすべての機能に加えて、以下の機能が含まれます。
| はじめに試すなら、このプラン! とことん使い倒したい方に エンタープライズ 1ユーザー/月額無料トライアル機能を非表示 無料プランのすべての機能に加えて、以下の機能が含まれます。
| より大容量で活用したい方に アルティメット 1ユーザー/月額無料トライアル機能を非表示 無料プランのすべての機能に加えて、以下の機能が含まれます。
|
データストレージ 1~200ユーザーの場合 | 10万件(200MB) | 約500万件(10GB) | 約500万件(10GB) | 約500万件(10GB) |
CRM 顧客管理・商談管理、マルチチャネル連携など | ||||
ベーシックSFA 帳票管理、ブループリントなど | ||||
エンタープライズSFA AI、承認プロセスなど | ||||
最新トレンド機能 リリースされた新機能をすぐに利用可能 | ||||
機能制限の拡張 |
*税抜き
*プランによって上限数が異なります。
各料金プランで利用できる機能の詳細は、Zoho CRM 料金プラン別機能一覧をご確認ください。
万全なセキュリティ対策とコンプライアンス認証
グローバル化が進む大手企業では、日本国内だけではなく、海外拠点でのセキュリティ対策も欠かせません。Zoho では、利用されるお客さまがセキュリティに関する不安を一切感じることなくサービスを利用できるように、グローバルのプライバシー及びセキュリティ標準に準拠した試験と認証取得に取り組んでいます。
- ︎組織階層をZoho CRM 上で再現
- 役職と権限に応じたアクセス制御︎
- 機密データの暗号化
- シングルサインオンと多要素認証によるアカウントの保護
- IPアドレス制御により不正アクセスを防止
- Active Directory と連携し、ユーザーIDやセキュリティ設定を安全に管理
利用可能時間99.99%
Zoho が取得しているセキュリティおよびコンプライアンスに関する認証
専門チームが導入・定着を一気通貫でサポート
Zoho のエンタープライズビジネスソリューションチームは、お客様固有のビジネスプロセスに基づいて要件を定義。
要件に基づきプロトタイプを構築し、お客様の組織全体に展開し、発生した課題の解決を図ります。
この一気通貫したサポートにより、より少ないリソースで CRM 導入プロジェクトを完了できます。
コンサルティング
要件をヒアリング
お客さまが抱える課題と現在のビジネスプロセスを理解するためのヒアリングを実施します。
課題の特定
ヒアリングした情報を分析し、課題・理想とのギャップや冗長化している業務を特定します。
要件定義
BRD(要件定義書)を作成
ビジネス要件に関する詳細な洞察、適切なソリューション、および導入戦略を、BRDにまとめます。
プロトタイプの構築
BRDを使用して、お客様のご要望に応じたソリューションのプロトタイプを開発します。
専任チームのアサイン
データの移行
お客さまのデータを計画的かつ安全に移行します。
社内向けトレーニング
CRMシステムを導入するために必要なスキルと専門知識を、CRM推進担当者に提供します。
定着支援
技術サポート
製品の導入、及び運用開始後に生じるさまざまな課題について、スペシャリストが問題解決を支援します。
エンドツーエンドの導入支援サービス
Zoho のエンタープライズビジネスソリューションチームは、お客様の特定のビジネスプロセスに基づいて要件を集約。
その情報をもとに、実際に稼働するプロトタイプを構築し、お客様の組織全体に展開し、発生した課題の解決を図ります。
このエンドツーエンドのサポートにより、より少ないリソースで CRM 導入プロジェクトを完了できます。
SLAによるサポートで安定性を確保
エンタープライズサポートでは、24時間365日、高度な技術を持ったサポートエンジニアが待機。優先応答時間である1時間以内に、大小さまざまな問題に対応します。
拡張性の高いプラットフォームが組織全体の変革を支援
Zoho CRM は、APIとSDK、カスタムモバイルアプリビルダーを搭載。多くの企業で利用されているビジネスアプリケーションともシームレスに連携します。
これにより、部署や利用用途に応じて異なるアプリケーションを利用してる場合でも、情報の分断や二重入力を防ぎ、すべての情報が共通のプラットフォーム上で共有・可視化される環境を構築できます。
API
技術スタック全体でアプリケーションを連携
SDK
ウェブアプリやバイルアプリをカスタマイズして構築
サーバーレス機能
大規模な運用を自動化
垂直プラットフォーム
ホワイトラベルソリューションの構築
SIGMA
カスタムエクステンションの開発
マーケットプレイス
1,000を超える主要な業務アプリケーションと簡単に連携
世界各国の企業に対応
Zoho は、 世界各国にオフィスとデータセンターを設置。世界中で活躍するパートナー企業が、皆様のビジネスを支援します。
実績豊富な導入・構築支援パートナー
Zoho は、CRM/SFAツールの導入・構築実績が豊富な認定パートナーと協力し、お客様のCRM導入・定着成功をサポート。
Zoho 認定パートナーは、お客様固有の要件を理解し、ビジネスニーズを反映した最適な CRM ソリューションを提供します。
Zoho CRMが選ばれる理由
15年間にわたり、製品の研究開発に大規模な投資を行ってきたZoho。
絶え間ないこの取り組みから、大手企業のための完成度の高い CRM ソリューション「Zoho CRM 」が生まれました。
Zoho が提供する優れた CRM ソリューションは、進化するグローバル市場に柔軟に対応できる拡張性を備えています。
CRM導入にかかる時間は、
業界平均の1/2
- スムーズな導入・社内展開が可能
- 使いやすさにこだわった画面UI
- 主要な外部アプリケーションとシームレスに連携
- 経験豊富な技術スタッフによるサポート
- お客様のデータ・プライバシー保護への取り組み
- CRM・SFA・MA機能を搭載。必要な機能がこれ一つに集約され、アカウントの管理工数を大幅に削減
インド最大手の総合金融サービスグループが、
Zoho CRMを採用。
India Infoline (IIFL) は、ムンバイに本社を置くインド有数の総合金融サービスグループです。
同社のリテール仲介サービスに対応するために2000年に設立されたオンライン取引ポータルサイト「5paisa」では、数万人のユーザーが Zoho CRM の機能を利用。
営業パイプラインを効率的に管理したり、営業チームと業務チームのパフォーマンスをリアルタイムで追跡しています。
また、ワークフローをカスタマイズし、大規模な業務の自動化にも成功しました。