Zoho CRMにアクセスする安心の
セキュリティ対策
IPアドレス制限
アカウントにアクセスできるIPアドレスを設定することで、指定されたネットワークからのみアクセスが可能です。この制限により、指定外のIPアドレスからのアクセスを防止し、不正アクセスのリスクを軽減します。
二段階認証
アカウントのログインには、ユーザーID(メールアドレス)とパスワードに加えて、認証トークンを用いた二段階認証を導入。これにより、パスワード漏洩の際のリスクを減らし、アカウントへの不正アクセスを効果的に防止します。
項目単位でのアクセス制御
特定のデータ項目に対して、閲覧や編集の権限を細かく設定可能です。クレジットカード番号や口座番号など、顧客の機密情報を取り扱う場合、必要なユーザーのみがアクセスできるように権限を管理することで、データの機密性を確保します。
データセキュリティを支える主要機能
監査ログ01
Zoho CRMでは、データの作成、更新、削除などのすべての操作履歴が監査ログに記録されます。これにより、ユーザーごとの操作履歴や日別の履歴を時系列で表示可能です。また、必要に応じてログデータのエクスポートも行え、内部でのデータ操作の透明性を確保しています。
データ暗号化(EAR)02
Zoho CRMでは、電話番号やパスポート番号といった機密性の高い顧客データに暗号化マークを付け、重要なデータを保護しています。暗号化されたデータは一部の許可されたユーザーのみが閲覧でき、AES-256プロトコルを用いたデータ保護により、データ転送時も安全が確保されています。
定期的なデータバッ
クアップ03データのバックアップは定期的に実行され、必要な際にはすぐにダウンロード可能です。また、定期バックアップのスケジュール設定もでき、障害や災害発生時にも迅速なデータ復旧を実現します。
GDPR
GDPR(EU一般データ保護規則)に準拠するさまざまな個人情報保護の設定機能を利用できます。
GDPRの概要はこちらHIPPA
Zoho CRM はビジネスアソシエイトとして、 貴社がHIPAAを遵守するための能力を有することを保証します。
HIPAAの概要はこちら
利用者の声
「DM支援事業を拡大する上で、獲得型の営業への転換が欠かせませんでした。その実現をZoho CRM が後押ししています。」
株式会社イムラ封筒
田村 氏
Zoho のセキュリティーとコンプライアンス
Zoho サービスは、機密性、完全性、可用性を 担保した運用体制により
稼働実績 99.9% 月間を実現。
インシデント脅威から個人情報を守る3つの要素
OECDの情報セキュリティガイドラインでは、情報セキュリティは情報の「機密性」(Confidentiality)、「完全性」(Integrity)、「可用性」(Availability) の3要素からなると定義。ISO/IEC 27001(JIS Q 27001)では、この3要素「CIA」が重視されています。また、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)も 「情報の機密性、完全性及び可用性を維持すること」に留意する必要があるとしています。
機密性(Confidentiality)01
顧客情報や製品の開発情報など、企業にとって機密性の高い情報資産には、社内でもできるだけアクセスできる人を減らすことで漏洩や悪用のリスクを減らすことが求められます。
具体的には、データの暗号化、アクセス制御・物理アクセス制御・ログインの要求や閲覧・編集権限の制御、パスワードの定期更新ルールなどが挙げられます。完全性(Integrity)02
情報資産が正しい状態で維持されるために、不正アクセスや内部操作により情報の改ざんを防止する対策が求められます。 また、火災や天災によりデータが破損・損失するリスクへの対策も必要です。 ここではデータの「読み込み」「書き込み」「保管」「転送」の4つの工程でのリスクと回避策を検討する必要があります。 具体的には、データの暗号化や操作ログの記録、データバックアップの保存などが挙げられます。
可用性(Availability)03
システムの稼働継続率とも言われ、データをいつでも安全に利用できることが求められます。 具体的には、システムダウンや災害時にスピーディーにシステムを復旧させることが求められます。
Zoho Corporation のセキュリティ認証
ISO / IEC 27001(ISMS認証)
ISO / IEC 27001は、最も広く認知された国際セキュリティ規格のひとつです。この認証は、ISOの高い国際基準に準拠する組織団体に付与されます。Zohoは、アプリケーション、システム、人員、技術、プロセスを対象としてISO / IEC 27001:2013認証を取得しています。
ISO/IEC 27701(ISMS認証)
ISO/IEC 27701 は、組織の持つ、個人を特定できる情報の管理のため、既存のISO/IEC27001およびISO/IEC27002規格を拡張したもの。この認証基準は、プライバシー情報管理システム(PIMS)を確立、実装、維持、および継続的に改善するために、追加要件で既存の情報セキュリティ管理システム(ISMS)を強化するよう設計されています。この規格により、組織は世界中のさまざまなプライバシー規制への準拠を証明できます。
SOC 2
ZohoはSOC2Type IIに準拠しています。SOC 2は、AICPAのトラストサービス原則の基準を満たす内部統制の設計および運用の有効性の評価です。
ISO / IEC 27017(ISMS認証)
ISO/IEC 27017は、クラウドサービスの提供と利用に適用される情報セキュリティ管理策のガイドラインを提供しており、ISO/IEC 27002に規定される管理策への追加実施ガイダンス、およびクラウドサービスに関連する追加管理策を実施ガイダンスと共に提供しています。Zohoは、このISO/IEC 27017:2015 ( 情報技術 - セキュリティ技術 -ISO/IEC 27002に基づくクラウドサービスのための情報セキュリティ管理策の実践の規範)の認証を取得しています。
ISO/IEC27018(ISMS認証)
ISO/IEC 27018は、パブリッククラウドで処理されるPII(Personally Identifiable Information - 個人情報)の保護対策を実施するための、一般的な管理目標、セキュリティ管理策およびそのガイドラインを定めています。その管理策は、ISO/IEC27001およびISO/IEC27002、ISO/IEC27018が拡張されたものであり、クラウドプロバイダーが個人情報(Pll)をどのように扱うかに対し関心のある組織にガイダンスを提供します。
Zohoサービスの
認証状況
※ 一部サービス(Zoho Backstage, Marketing Hub, Commerce, Contracts, Team Inbox, Dataprep, Social)は本資料の更新時点で受けていない認証があります。これらのサービスの最新の認証状況については当社までお問い合わせください。
データの保存先とデータセンター所在国および確認証状況
アカウントを作成した際のIPアドレス | データセンター | 認証状況 | |
日本(2022年2月10日以降) | 日本 | 東京(プライマリー) | ISO27001, SOC 1 TYPE II (ISAE 3402) |
大阪(セカンダリー) | ISO27001, SOC 1 TYPE II (ISAE 3402) | ||
日本(2022年2月9日以前) | アメリカ | セントラルワシントン (プライマリー) | SOC 1 TYPE II, SOC 2 TYPE II,HIPAA, PCI DSS |
ダラス(セカンダリー) | SOC 1 TYPE II, SOC 2 TYPE II, SOC 3 |
※保存先のデータセンターを変更することはできません。
※詳細は、データセンター所在マップ(https://www.zoho.com/know-your-datacenter.html)を参照ください。
情報の可用性を確保するための対策
防火対策
データセンターは、業界基準を満たす防火・火災防御システムにより保護されています。
電源の冗長化*
Zohoは、電力の供給から配電まで、電源の冗長化を考慮して設定されています。
ジオミラーリング
すべてのデータは、災害発生時の迅速な復旧と事業継続の目的として、複数の地域でミラーリングされています。
分散アーキテクチャ
Zohoは、処理や配置などを分散させることで、可用性やスケーラビリティ、パフォーマンスなどを向上させる分散アーキテクチャを採用しています。
データ保護と
データバックアップZohoは、内部ネットワークのあらゆるレベルで単一障害点をなくすため、ネットワーク機器(スイッチ、ルーター、セキュリティゲートウェイ)を冗長化しています。
インターネット接続の冗長化*
Zohoのインターネット接続は、複数のTier-1 ISPを介しており、1つのISP(プロバイダ)に障害や遅延が発生した場合にも安定したデータへのアクセスを確立できます。
ネットワーク機器の冗長化*
Zohoは、内部ネットワークのあらゆるレベルで単一障害点をなくすため、ネットワーク機器(スイッチ、ルーター、セキュリティゲートウェイ)を冗長化しています。
冷却装置/温度制御装置の冗長化*
ZohoのサーバーはN+2冗長構成のHVACシステムと温度管理システムにより保護されています。
*冗長化とは、コンピューターやシステムに何らかの障害が発生したケースに備えて、予備装置を普段から配置、運用しておくことをいいます。
物理的セキュリティ
24時間365日監視
当社のデータセンターは、民間の警備会社による24時間365日の監視体制が置かれています。 また、暗視対応の監視カメラにより常に監視されています。
入退室管理
データセンターへの立ち入りは、許可を受けた少人数のみに厳しく制限されており、入室時には生体認証を含む2段階での認証が求められます。
所在の非公開
サーバーの所在地は非公開であり、攻撃の対象とならないよう一般的な外観の施設内部に設置されています。
防弾壁
サーバーは、すべて防弾壁によって外的攻撃から保護されています。
人的セキュリティ
従業員の審査
お客さまサポート対応にあたる当社従業員のうち、機密情報の取り扱いに関する高レベルな資格を保持する者のみがデータセンターのデータベースにアクセスします。 また、すべてのアクセスはパスワードによる管理・記録がされています。
アクセス承認
データセンターのデータベースにアクセスできる当社従業員は、サポート対応に必要な場合であり、かつお客さまの承認またはセキュリティ管理責任者が承認した場合にのみお客さまのデータベースにアクセスできるものとし、その他一切のアクセスを禁止しています。
定期監査
データセンターのセキュリティ管理に対し、定期的な監査を実施しています。 また、すべての業務プロセスは経営陣による審査を実施しています。
ネットワークセキュリティ
この情報は、ハッキングリスクを回避するため概要のみの公開となります。 ネットワークセキュリティに関するご質問は当社まで直接お問い合わせください。
(セキュリティの関係上、お伝えできない場合もございます。 予めご了承ください。 )
通信の暗号化
データベースに送信されるすべての情報はTLS1.2プロトコルを使用し暗号化されており、SHA-256 中間CA証明書により安全性を確保しています。 暗号化には、最新かつ強固なAES_CBC / AES-GCM 256ビット/ 128ビットキー、メッセージ認証にはSHA2、キー交換メカニズムにはECDHE_RSAを使用しています。
分散オペレーティングシステム
Zohoサービスは、分散オペレーションシステムを採用しています。 分散オペレーションシステムとは、ネットワーク上にあるすべてのコンピューターを仮想的に1つのマシンとしてとらえ、
1つのシステムとして運用する手法です。 個々のコンピューターが相互に連携して分散処理を行うため、個々の負担も軽減され、効率的な処理が可能となります。アクセス管理・監視
すべてのデータアクセスはKerberos(ケルベロス)認証により管理・監視されています。 また、
コンピュータからデータをコピーまたは転送できないよう制御されています。IDS/IPS
当社ネットワークは、IDS(侵入検知システム)・IPS(侵入防止システム)によって防御・選別されています。
ウィルススキャン
Zohoのサーバーへのアクセスは、最新のウイルススキャンプロトコルにより自動的にスキャンし、有害ウイルスの侵入を防止しています。
本文中に記載されている会社、ロゴ、製品の固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。
本ガイドの記載内容は、2022年5月23日現在のものです。 記載されている内容は、変更される場合があります。
Zoho CRM のサポートについて
Zoho では、さまざまな日本語サポートをご用意しています。