営業分析では、売上状況や純利益などの販売レポートはもちろん、コールやタスクなどの処理の活動レポートなどさまざまなレポートを作成する必要があります。経営者やマネージャーはこうしたレポートに基づき状況を正しく分析し、戦略に活かすことが求められます。ここでは、Zoho CRMのレポート・ダッシュボードの活用するポイントやレポートの例をご紹介します。

レイアウトルールとは

Zoho CRM では、レイアウトルールを作成して入力される条件に応じてレイアウトに表示される入力項目を展開することができます。この機能を利用することで、ユーザーは必要な情報だけを効率的に入力でき、不要な情報を省略できます。

CRMの社内活用において重要なポイントは、「入力のしやすさ」です。CRMには、企業内のさまざまな部署で行われる業務を一元的に管理することで、事業全体を把握することができます。しかし、情報量が増加すると、情報の入力にかかる手間や情報の検索にかかる時間が増え、使いづらいCRMとなる可能性があります。このような問題を解決するために、Zoho CRMでは「レイアウトルール」という機能を提供しています。

▲ 例えば、有償サポートを利用している会員にのみ、サポートに関連する詳細情報の項目を表示します。

レイアウトルールの利用メリット

情報の効率的な管理

レイアウトルールを活用することで、ユーザーは必要な情報に焦点を当て、不要な情報を排除することができます。これにより、情報の管理が効率的に行えます。

入力エラーの削減

レイアウトルールを使って情報入力プロセスを制御することで、データの正確性を確保し、エラーを削減できます。誤った情報の入力や漏れを防ぎます。

Zoho CRMのレイアウトルール機能の特徴

らくらくレイアウトルール設定

レイアウトの表示を切り替える条件となる「項目」を設定するだけ。シンプルでわかりやすいから、誰もが使いやすいCRMに簡単にカスタマイズできます。

項目/セクションの表示だけでなく、必須の制御も

レイアウトルールでは、表示する「項目」を制御するだけでなく「セクション(複数のデータ項目のかたまり)」ごと表示をコントロールすることもできます。制御する項目が多い場合には、セクションで表示を制御するとスムーズです。また、条件に応じて入力されるべき項目を必須にするかも設定できます。

複雑な条件でも簡単に設定

基準となる項目に複数のデータ登録パターンがあり、それに応じて表示を細かく制御することができます。レイアウトルールの作成数には制限がありますが、項目の賢い設計により、データをシンプルに管理しながら、レイアウトの表示を快適にカスタマイズできます。

レイアウトルールの注意点と活用のコツ

  • レイアウトルールはエンタープライズプラン以上のみで利用でき、作成できるレイアウトには上限があります。(2023年12月時点)
  • レイアウトルールは、チームや業務内容など細かい条件に応じて管理する項目を変更したい時に利用します。事業部ごとなど全く別の事業を行う企業を一つのアカウントで管理する場合には複数レイアウト機能が適しています。
  • データの「入力」に特化して、もっとシンプルにしたいなら、ウィザード機能もおすすめです。
  • また、デザインを含めたインターフェイスごと使い分けたい場合にはキャンバス機能を利用すると良いでしょう。

レイアウトルールをはじめとしたカスタマイズ機能の活用について、ご相談がありましたらお気軽に当社営業または認定パートナーまでお気軽にお問い合わせください。

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「日々の営業活動や商談の状況といった必要な情報を営業スタッフがきちんと入力し、共有していこうという習慣が身に付くとともに、顧客にまつわる様々な情報が可視化されるようになりました。」

株式会社YOLO JAPAN

取締役 COO 椿 奈緒子氏

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