KGIとはKPI・KSF・OKRとの違いや具体例を紹介
KGIとは、Key Goal Indicator（キーゴールインジケーター）の略で「重要目標達成指標」を意味します。組織の最重要目標を定量的に評価する指標で、「売上高」や「利益率」が代表的です。KPI・KSF・OKRとの違いや具体例を紹介します。
KPI・KSFとの違いとは
KGIの関連用語で、KPI（Key Performance Indicator: 重要業績評価指標）やKFS（Key Success Factor: 主要成功要因）があります。KGIは組織の最も重要な目標を定量的に評価する指標である一方、KSFはその目標を成し遂げるための主要因です。KGIが数値であるのに対し、KSFは数値でなく要因を表現する言葉です。
そしてKPIは、KSFを定量的に評価する指標です。KGIが最重要目標の数値である一方、KPIは最重要目標を左右する中間指標の数値、と言えます。
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OKRとの違いとは
OKRとは、Objective and Key Resultの略で、「目標と主要な成果」と訳されます。KGIが達成可能で明確な数値なのに対し、OKRの目標は「世界でナンバーワンのアプリになる」といった、数値でないものも設定可能です。この違いの理由は、目標設定の背後にある意図です。OKRの目標は野心的で、KPIから逆算できるようなものでなく、チームのパフォーマンスを大幅にあげることを意図しています。OKRは、GoogleがKPIに代わるパフォーマンス管理の手法として採用していることから広く知られるようになりました。
KGIを定めるメリット
KGIは組織の目標を数値で表すため、これを定めることで組織にメリットがあります。
会社の方向性を
共有できる
会社や部門の意識を統一することはパフォーマンスに直結します。明確なKGIを共通認識として持つことで方向性が1つに定まります。
優先順位を明確
にできる
KGIは組織の最も重要な目標であるため、それに対するアクションの優先順位が最も高いことが明確になります。施策の優先順位がはっきりします。
モチベーションを
高められる
方向性を共有し、優先順位も明確になれば、必然的に向く方向も同じになるため一体感が高まり、モチベーションアップにつながります。
KGI設定のポイント
KGIを達成するためには、KGIを適切に設定することはもちろん、KFS、KPIと関連付けて設定
することが有効です。具体例を挙げて紹介します。
KGIを分解してKSFやKPIも設定
KGIは組織の最も重要な目標で、定量的に評価できる指標です。さらに達成可能である必要があります。「売上高10％アップ」「利益率5%アップ」「顧客満足度3ポイントアップ」などと設定します。
例えば、KGIを「売上高10％アップ」をとした時、それを左右する主要因、KSFを特定します。KSFが「実店舗経由の売上増」「ECの売上増」の2つに分解した場合、その要因にからむ定量的に評価できる指標をKPIに挙げます。例えば、KSFが「実店舗経由の売上増」に絡むのは、店舗売上と店舗数の2つなのでこれがKPIとなります。
フレームワーク「SMART」を活用
KGIやKPIのような目標を設定する際にはフレームワーク「SMART」を活用しましょう。SMARTの各要素が目標に含まれていると、誰が見ても認識がずれることはなく、達成可否も判断しやすいです。
KGIを可視化するにはITツール
KGIの達成を可視化するにはITツールの活用が有効です。売上高や利益率をKGIとした場合、エクセルをはじめとした表計算ソフトで可視化することが一般的でしょう。ただ、KGIに関連付けて複数のKPIの推移を可視化したり、月次や週次でなくリアルタイムで把握したりしたい場合は専用のITツールが適しています。BI（ビジネス・インテリジェンス）ツールや、指標表示に対応したダッシュボード機能を備えたCRM（顧客管理）ツール、SFA（営業支援）ツールが便利です。
CRMとは？詳細はこちらSFAとは？詳細はこちらKGIもKPIもリアルタイムで可視化するZoho CRM
Zoho CRM は、Zoho （ゾーホー）が提供するCRM（顧客管理）ツールです。CRMツールでありながら、顧客にひも付く売上やマーケティング活動の情報も保有し、
その可視化までできるツールのため、KGIやKPIの管理に最適です。さらに、クラウド型のツールであるため、情報がリアルタイムで更新されます。
必要なデータをグラフ化
KGIを達成するためには、現状を正確に把握することが必要不可欠です。Zoho CRM は、売上、商談数、見込み客数などKGIやKPIとなる数値を、登録された情報から集計しレポートとして簡単にグラフや表にして集計できます。データを元に表計算ソフトで手作業で作成する必要はありません。
カスタマイズも
Zoho CRM には一般的なビジネスに必要な40以上の組み込みレポートを用意しています。このため、ゼロからレポートを作らなくても、標準レポートをそのまま適用するだけでも現状把握を手助けします。もちろん、標準レポートを基準に自由にカスタマイズすることもできるので、より高度な可視化・分析をすることも可能にします。
KPIに特化して可視化
KGIに大きなインパクトをもたらすKPIは常に把握することが大切です。Zoho CRM には、ビジネスモデルや営業スタイルに合わせて、標準・成長指数・基本・スコアカード・ランキングの5つからKPIを選択し、可視化する機能が備わっています。ターゲットメーターも設定でき、リアルタイムで達成度を監視できます。
重要指標はリアルタイムで可視化
ダッシュボードとは、レポートをグラフやサマリー化したさまざまなデータを一つの画面にまとめ固定表示させておける機能です。一つの画面で複数のレポートを表示・確認できるため、目標達成の進捗状況や活動実績を確認するのに最適です。ダッシュボードはメンバーと共有できるので、組織で現状についての共通認識を持つことが可能になります。
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