発注を自動で処理
自動車メーカーや部品メーカーなど、メーカーの多くはディーラーネットワークを通じて、複数の地域で製品を販売しています。
そのため、メーカー業においては在庫とロジスティクスの管理は複雑になります。
完成品やスペアパーツを適切な場所に適切なタイミングで届けることは、重要なプロセスです。
多くのメーカー企業ではこうした業務を改善するための専用のプラットフォームやアプリを用意しています。
Zoho CRM のコマンドセンターを使用することで、ディーラーからの注文管理を合理的に自動化できます。
ここでは、自動車メーカーや部品メーカーを例に、Zoho CRM のコマンドセンターを活用して販売店からの受注を受けた際の処理フローを具体的に解説します。
メーカーが提供するプラットフォーム上で販売店に発注を行い、システムが自動的に最寄りの倉庫の在庫状況を確認します。
在庫がない商品があれば、再入荷のリクエストが発行されます。そして、すべての商品が揃った段階で検品が行われ、
問題がなければ商品が発送されます。
出荷後、発送の通知と追跡番号が販売店に送信されます。
商品が販売店の倉庫に到着すると、検査員が商品を検査し、商品の状態についてフィードバックを送信して完了となります。
商品が破損しているなど、不良品であることが判明した場合は、フィードバックが送られた段階で交換品の発注を行い、
再発送のプロセスを実行ます。
すべての注文が完了した後に、販売店は期間内に支払いを完了しなければなりません。
支払期日の1週間後になっても支払いが完了しない場合は、自動で支払督促が送られます。
サプライチェーンの効率化
Zoho CRM のコマンドセンターを活用して、受注から発送、納品までの一連の流れをモデル化すれば、
サプライチェーンのパフォーマンスについて多くの知見を得ることができます。メーカーは、
注文が完了するまでの時間、遅延が発生する場所、どの品目が過剰または不足しているかなどを把握可能です。
それらのデータをもとに在庫管理やオーダーフルフィルメントの方法を変更し、
サプライチェーンの効率を向上させることができます。
他ツールとの統合
ERPとこの受注システムを統合し、在庫・注文・支払い状況に基づいた
ワークフローを構築可能です。また、FSMソフトウェアとの統合により、
注文の配送プロセスとの現場レベルでの連携が可能になります。
さらに、Zoho CRM のコマンドセンターは、カスタムメイドのディーラーアプリケーションに関するアップデートを通知することもできます。
いくつかの統合機能は、Zoho のオープンAPIを使用して構築する必要があります。
詳細は当社までお問合せください。
「これまで『足で稼ぐ営業』が中心だったミツバにとっては、Zoho CRM の導入が
DX(デジタルトランスフォーメーション)の足掛かりとなっています」
株式会社ミツバ
鈴木 氏
Zoho CRM のサポートについて
Zoho では、さまざまな日本語サポートをご用意しています。