CRMとPRMの違いとPRMに必要な機能
CRM(Customer Relationship Management)とは、企業と顧客の直接的な関係を支援し、
顧客との長期的な関係構築と維持を目的とした、顧客管理を重視した戦略的手法です。
一方、PRM(Partner Relationship Management)は、ベンダー企業同士や、
代理店や小売店などのビジネスパートナーと情報を共有し、関係強化や全体の利益向上を図る手法です。
PRMは、最終的に代理店や小売店などのビジネスパートナーから利益を得ることが目的なので、
その関係を最も重視する必要があります。
そのため、PRMツールには、CRMとしての標準機能に加えて、営業支援のためのSFA(Sales Force Automation)や
企業間の情報交換のためのポータル機能、eラーニング機能など、さまざまな機能が求められています。
PRMを利用するメリット
- パートナーが、CRMに直接、
見込み客を追加 - 見積書の作成、請求書の作成、
在庫の確認 - 情報へのアクセスやレイアウトを
パートナー向けにカスタマイズ
パートナーの販促活動を支援する
パートナーは、パートナーポータルを通じて、
見込み客の情報を直接CRMに追加することができます。
パートナーが見込み客の状況(ステージ)を記録し、
営業パイプラインの全体像を把握できるように設計することも可能です。
パートナーに在庫管理を許可する
Zoho CRM のパートナーリレーションシップマネジメント機能を活用すれば、
パートナーも商品在庫や見積もりの閲覧、請求書の作成ができるようになります。
パートナーは、紹介プログラムから得られる報酬などを算出し、
販売戦略を強化することができます。Zoho CRM はパートナーの在庫管理を円滑にし、
パートナーとの有益な関係を構築します。
表示方法や入力方法のカスタマイズ
キャンバスビューなら、パートナーが連絡先のリストをわかりやすく表示することができます。パートナー専用のフォームや入力フィールドの提供によって、エンドクライアントに関する情報の収集を容易に。CRMの管理者は、既存レイアウトのフィールドを編集したり、
ニーズに合わせてカスタムレイアウトを作成したりすることが可能です。
パートナーからのアイデアや提案の収集
パートナーは、製品・連絡先・見込み客等の各タブから、市場の情報を共有可能。
見込み客や案件に対してメモを追加することで、意見やアイデアを提供できます。
トレーニングの提供
Zoho ShowTime の統合により、Web会議を開催してパートナーに対して
製品や販売方法に関するトレーニングを実施できます。
セッション中に投票を行い、リアルタイムで疑問点を解消。
グラフ・チャート・シートなどを使ったプレゼンテーションにも対応しています。
「1,000社ほどあるパートナー企業との双方向のコラボレーションを通して、
関係性を強化したい。それを可能にしたのが、Zoho CRM でした。」
TIS株式会社
宇杉 氏
Zoho CRM のサポートについて
Zoho では、さまざまな日本語サポートをご用意しています。