データの可視化とは
増え続ける膨大なデータをいかに活用するかは、ビジネスにとって重要なテーマです。データは、人が理解することで初めて価値を持つものです。そのためにはまず、データを目に見えて分かる形にすること(データの可視化)が必要です。
データの可視化は、数値情報だけでは認識しにくい現象や関係性をひと目で分かる形(グラフ・チャート・表・画像)に表すことです。データの「見える化」や「ビジュアライゼーション」とも呼ばれます。
データ可視化のメリット
- 数字だけではわかりづらいデータをすぐに認識できる
- 視覚化されたデータやダッシュボードを見て共通の認識を持つことができる
- 蓄積データの可視化によって課題が明確になり、何をすべきか検討しやすくなる
職種別に見るBIツールの利用事例
- 営業
- マーケティング
- カスタマーサポート
営業
営業パイプラインの数か月先の見通しはどうなっていますか?
営業成績トップは誰で、営業成績不振のボトルネックはどこですか?
BIツールでこれらの疑問に対する回答を得ることができます。
分析したいデータ
- 売上目標額と現在の売上実績
- 営業担当者ごとの売上額
- 地域ごとの売上額
マーケティング
マーケティング活動の計画と実行にあたっては、顧客の行動を包括的に理解することが最も重要です。
マーケティングにおける顧客接点は多岐にわたり、各接点ごと、そして全体を通じてそのパフォーマンスを
追跡しなければなりません。
分析したいデータ
- メルマガの開封数やクリック数
- SNS投稿の表示回数や、企業名や
ブランド名に言及した投稿の数 - アンケートの回答状況
カスタマーサポート
サポート担当者のパフォーマンスに関する洞察は、回答の遅延を減らし、
各担当者のスキルのギャップを埋めるのに役立ちます。
顧客のニーズを予測し、顧客体験を向上させることができます。
分析したいデータ
- サポート担当者ごとの問い合わせ数
- 顧客からのサポート満足度
- Webチャットの問い合わせから
購買への変換率
Zoho CRM Plus で分析データを1カ所に集約
ビジネスで扱われるデータは、今日、ますます増えつつあります。ビジネスデータは、顧客管理システム、マーケティングツール、サポートツールなどの企業で使用するビジネスソフトウェアに存在します。こうしたデータを適切に運用・分析することで、データは企業の財産になります。
Zoho CRM Plus に含まれるBIツール「Zoho Analytics」は、包括的で用途の広いデータ分析ツールです。チャートやピボットテーブル、ダッシュボードなどを作成することでデータを動的に視覚化し、ユーザー間でのより協調的なコラボレーションを実現できます。Zoho Analytics とビジネスソフトウェアをつなげることで、企業のデータ収集・分析はいっそう容易になります。営業、マーケティング、サポートなど、顧客に関わる部門が顧客の背景情報をあらゆる角度から把握することで、顧客への効果的なアプローチや、細やかな対応を可能にします。
Zoho Analytics の特長
- グラフィカルなレポートやダッシュボードの作成
- 複数データを組み合わせた多角的な分析
- PDFエクスポートやメールでの定期的な送信など、豊富なレポート共有機能
Zoho CRM
パイプライン分析レポート
商談状況分析レポートZoho Campaigns
キャンペーン毎のクリック数レポート
地域別の開封率レポートZoho SalesIQ
Webチャット接客数レポート
応答不可WebチャットZoho Survey
アンケート回答率レポート
回答者属性レポートZoho Desk
担当者ごとの処理数レポート
遅延状況レポート
BIツールにかかる費用は低価格のもので1,000円程度から、高価なもので数万円~数十万円と、機能やライセンスの提供形態によってさまざまです。Zoho CRM Plus は顧客との継続的な関係性を構築するうえで必要なサービスが1つになっており、それぞれのツールにおいても分析レポートを作成できますが、Zoho Analytics と連携させてデータを集約することで、より高度な分析が可能となります。顧客情報の一元化やデータ分析に本格的に取り組みたい企業におすすめの統合プラットフォームです。