Zoho CRM ではさらなる新機能が登場しました。この投稿では、ビジネスに活用できる主要なアップデートや機能強化 をご紹介します。
キャンバスでデータ入力画面も
カスタマイズ可能に
デザインをキャンバスに絵を描くようにZoho CRMをカスタマイズできる「キャンバス」機能。このキャンバス機能がCRMのデータ入力ページのデザインカスタマイズでも利用できるようになりました。スタイルや書式はもちろん、デザイン全体を自由にカスタマイズできます。

キオスク機能を強化
キオスクは、ノーコードで業務アプリを自由に作成できる機能です。
インサイドセールスチームの架電記録や見積書の作成、予約の検索など、
業務を効率化するアプリを簡単に作成できます。CRMの設計を壊すことなく自由にアプリを作れるため、業務プロセスがさらにスムーズになります。今回、キオスク機能を活用してプロセスを構築する際の柔軟性を高めるために、機能強化を実施しました。
画面に名前を付ける
キオスクで作成した各画面に名前をつけられるようになりました。これにより、ユーザーはキオスクのどの画面に今いるのか、簡単に把握できるようになります。また、キオスクの画面サイズを以下の2種類から選択できるようになりました。
・600px:ポップアップ画面に最適なサイズ
・1000px:一般的な画面表示に最適なサイズ
項目書式を3つ追加
キオスクに設置する項目書式に少数、URL、%(パーセンテージ)が追加されました。

実行できる処理を追加
変換(見込み客から連絡先への変換など)、通話・会議のスケジュール、データのマージ、getRecord処理を使ってデータを取得することもできるようになりました。

ブループリントでキオスクを必須にできるように
ブループリントで、ステージを移行する際にキオスクへの入力を必須にできるようになりました。起動をトリガーすることができるようになりました。

データ登録の検証ルールを強化
検証ルールは、Zoho CRMに登録されるデータに対してベースライン基準を設け、データベースをクリーンに保つ機能です。
今回、データの検証方法と行われる処理をより柔軟に設定できるようになりました。
クイック検証
入力中に、入力内容が正しいかどうかをその場でチェックできるクイック検証が実装されました。以前は、入力した後に「保存」ボタンを押してからでないとエラーや不正確な情報に気づけなかったのですが、この機能により、保存ボタンを押す前に情報が正しいかを確認できるようになっています。

データ保存時にアラートを表示
保存する際に、データを再確認する必要があるかもしれないという警告を表示しながら保存できるようになりました。これにより、データの確認を促すことが可能になります。この機能は、検証ルールによって実現されました。

エラーメッセージの表示場所を選択
エラーメッセージの表示位置を完全にコントロールできるようになりました。エラーメッセージを検証中の項目のすぐ横に表示することも、複数の項目が関連している場合に、それらのエラーメッセージを1つのメッセージとしてまとめて表示することも可能です。

カンバンビューを複数作成し、
表示を切り替えることが可能に
Zoho CRMのカンバンビューは、営業パイプラインに合わせてデータを整理することで、重要な情報を簡単に見つけられるようにします。これまでは、データを異なる基準で分類するたびにビューを編集する必要がありましたが、今後は複数のカンバンビューを作成し、異なる分類を表示できるようになります。これにより、必要に応じて簡単に切り替えることが可能です。
データの検索機能を強化
Zoho CRMの検索機能に新しい検索オプションが追加されました。

特定のタブのみで検索
検索結果ページだけでなく、検索ボックスでもタブを限定した検索が可能になりました。

データ名とタグで検索
データ名やタグを使って、検索結果を絞り込むことができるようになりました。例えば、佐藤さんの大手企業で連絡先を検索したい場合、検索ボックスで「#」を押し、#データ名を佐藤、#タグで大手企業と指定します。

関連情報を検索結果に表示
検索ボックスに入力すると、検索結果に役立つ情報が表示されるようになりました。

検索結果から処理を実行
検索結果から直接メールを送信したり、電話をかけたりできるようになりました。

検索フィルターと並び替え
タブだけでなく、データの所有者や作成日、更新日などの条件でも結果をフィルターできるようになりました。
検索時に「/」ボタンを押して「Ask Zia」を起動。計算結果、カスタムビュー、レポート、ダッシュボードなどを利用できます。

ルックアップフィルターを強化
Zoho CRM のルックアップフィルターがより便利になり、関連データを探しやすくなりました。
リアルタイムで変わるフィルター(ダイナミックフィルター)
- ルックアップ検索時に、現在のタブ(データ入力中の画面)の項目値をもとに、自動で関連するデータが絞り込まれます。
- 例えば、取引先を選んだときに、その取引先に関連する連絡先だけが表示されるようになります。
サブフォーム内でも適用可能
- サブフォーム(複数のデータを入力できる小さなフォーム)内のルックアップでも、フィルターが使えます。
- レイアウト全体の項目とサブフォーム内の項目の両方を基準に、関連するデータを自動で絞り込みます。
重複排除機能を強化
これまで、Zoho CRMではリードを追加する際に「変換済みのリード」だけを重複チェックしていました。そのため、直接追加された連絡先の重複が検出されないことがありました。
今回のアップデートにより、「重複チェック設定」のドロップダウンメニューで「連絡先」を選択し、比較する項目を指定できるようになりました。
これにより、見込み客と連絡先の両方において重複を検出し、同じ情報が既に存在する場合には登録を防ぐことができます。


高度なフィルターに新機能を追加
これまで、複数選択リストの値を手入力しなければならず、どの値が利用可能か分かりにくいという課題がありました。しかし、今回のアップデートにより、ドロップダウンリストから簡単に選択できるようになり、より直感的にフィルタリングが可能となりました。
新しいフィルター演算子の追加
データをより柔軟に絞り込めるよう、以下の新しい演算子を追加しました:
- すべてを含む
- 一部を含む
- すべてを除外
- 一部を除外
これらの演算子は カスタムビュー、スマートフィルター、レポート、ポータル、分析機能、GDPR で利用可能です。今後、他の機能でも利用できるよう拡張予定です。
複数タブフィルターの導入
異なるタブをまたいだフィルタリング が可能になりました。
関連タブでのフィルタリング
関連タブ(標準・カスタム)を基にデータをフィルタリング可能
利用例:商談に基づいて連絡先を絞り込むサブフォームのフィルタリング
サブフォーム内のアイテムの有無でデータをフィルタリング
利用例:特定のサブフォーム項目を条件に絞り込む
高度なフィルターの機能強化について詳細はこちら
見込み客の一括変換をより柔軟に
これまで、見込み客の一括変換時には、標準の取引(商談)レイアウトにおいて決められた項目のみを使用することができましたが、
- 必要な項目を入力できない
- 不要な項目に入力する必要がある
といった課題がありました。
今回の改善により、商談タブの任意のレイアウトから必要な項目を選択 し、変換時に入力できるようになりました。
これにより、変換後の追加修正が不要 になります。
選択しなかった項目は、リード変換マッピング に基づいて自動的に入力されます。
翻訳機能の対象範囲を拡大
Zoho CRMでは、ユーザーが自社にとって快適な翻訳を行えるように翻訳機能を提供していますが、今回、新たに翻訳が適用可能な対象が追加されました。
翻訳が可能な項目:
- タブ名(例: 見込み客、連絡先)
- 項目名
- 関連リストの値
- サブフォームの値
- ピックリストの値
一方、設定ページの項目やデフォルトボタンなど、CRMインターフェースの一部はシステムのデフォルト言語のままとなります。
サブフォームで一括更新が可能に
サブフォームは、CRM内のデータを1つのレコードにまとめて管理できる便利な機能です。しかし、従来のサブフォームでは1行ずつしか追加できず、非効率的という課題がありました。
今回のアップデートにより、サブフォームを一括で更新できるようになりました。この機能を有効にすると、「複数の行を追加」オプションをクリックし、ポップアップウィンドウから必要な値を選択するだけで、複数の行を一度に追加できます。
ルックアップ項目を通じたサブフォームの更新について詳細はこちら
レコードごとに
あらかじめ定義されたデータを取得
静的サブフォームが新たにリリースしました。これは、決められたデータを常に同じ形式で管理するためのサブフォーム です。
従来のサブフォームとの違い
- 通常のサブフォーム → ユーザーが自由に行を追加・削除できる
- 静的サブフォーム → 管理者が事前に決めた項目・行数が固定 され、ユーザーは変更できない
静的サブフォームの特徴
- 決まった項目と行数を維持
- ユーザーが自由に行を追加・削除できない
- すべてのレコードで統一されたデータ構造を保持
活用例
たとえば、社員の身分証明書情報を管理するとします。
静的サブフォームを使うと、以下のような 固定された入力項目 を設定できます。
書類の種類 | 発行機関 |
---|---|
運転免許証 | 各都道府県の運転免許センター(公安委員会) |
保険証 | 健康保険組合、市区町村の国民健康保険課、全国健康保険協会(協会けんぽ) |
パスポート | 各都道府県のパスポートセンター(外務省) |
この場合、すべてのレコードで この3つの行が固定 され、ユーザーが追加・削除することはできません。
つまり、データの一貫性を保ちつつ、入力ミスやばらつきを防げるようになります。

ウィザード機能を強化
ウィザードを活用すると、レコード作成プロセスを段階的に分割 し、チームが必要なデータをスムーズに入力できます。
今回のアップデートで、ウィザードの作成がより簡単になり、項目の表示管理が向上 しました。
ウィザードの自動生成
これまで手動で各画面を作成し、項目を選択する必要がありましたが、レイアウトのフィールドやセクションをもとに自動生成 できるようになりました。必要なセクションのみ選択することも可能です。
サマリー画面
ユーザーが入力した情報を レコード作成前に確認できるサマリー画面 を表示可能。誤入力を防ぎ、正確なデータ登録が可能 になります。
ポータル機能を強化
これまで、ポータルにアクセスする顧客は自分に関連するレコードしか見られませんでしたが、条件に基づいたデータ公開が可能になりました。これにより、特定の条件に合うレコードを顧客は表示できるようになりました。
管理者は、メインタブと関連タブをルックアップ項目としてリンクするだけでなく、以下の2種類の条件を使って、より柔軟にデータを公開できます。
値に基づくマッチング
- 特定の値を持つレコードを表示 する方法です。
- 例えば、「取引タイプが '新規ビジネス' の場合、新規ビジネスに関するすべての取引をポータルユーザーに表示する」といった設定が可能です。

項目に基づくマッチング
- メインタブと関連タブの項目を照合し、一致するレコードを表示 する方法です。
- 例えば、「顧客の請求先住所と同じエリアでサービスを提供している導入エージェントを表示する」といった使い方ができます。

すべてのカスタムメールアドレスで
メールコミュニケーションを一元管理
Zoho CRMでは、顧客ごとに複数のメールアドレスを登録することができます。今回のアップデートにより、カスタムメールアドレスを使用したすべてのメールのやり取りをCRMに同期できるようになりました。
この機能を有効にすると、カスタムメールアドレスに送受信されたすべてのメールが、その顧客のレコードに一元管理されます。
カスタムメールアドレスのアップデート情報について詳細はこちら

変換前のやりとり履歴も確認できるように
今回のアップデートにより、見込み客を変換する前のすべてのやり取りを顧客のタイムラインで確認できるようになりました。これにより、見込み客とのやり取りが変換後に失われることなく、時系列で整理された形で表示されます。
アプローチごとに自動応答を管理
CRMに見込み客が登録された際に送信されるメッセージを柔軟に変更することは、これまでできませんでした。
今回のアップデートにより、同じZoho CRMタブ内で複数の自動応答ルールを設定できるようになりました。これにより、各チャネルに応じて作成した複数のWebフォームに対して、適切な自動応答メッセージを送信できるようになります。
連携機能を強化
Zoho CRM では、リアルタイムでのチーム連携を強化するため、強力なコラボレーションプラットフォームとの統合を進めています。従来の統合に加え、Microsoft Teams と Google Chat との連携 が可能になりました。
この統合により、営業チームは Zoho CRM 内の取引情報を共有し、個別のユーザーやグループ/チャネルで簡単にディスカッションを開始 できます。また、以下のような活用が可能です。
- 取引の更新や顧客からの返信を自動通知 し、必要なメンバーやグループにリアルタイムで共有
- 営業成績のレポートやダッシュボードを定期的に関連チームへ送信 し、ビジネスの状況を常に把握
Google Chat 連携 | Microsoft Teams 連携
予測機能を強化
Zoho CRM では、予測期間内にどの取引に優先的に対応すべきかを明確にするためのラベル機能を追加しました。現在のパイプラインの取引を過去のデータと比較分析し、次の3つのラベルを自動的に付与します。
- 「受注の可能性が高い」
- 「リスクあり」
- 「優先度低」
これらのタグを活用することで、チームは取引の価値や優先度を判断し、成約の可能性が高い案件に注力することができます。

アナリティクス機能を強化
Zoho CRM のアナリティクス機能に以下の機能アップデートを実施しました。
共有ダッシュボードのロック機能
誤って編集されるリスクを防ぐため、新たに 「ロック」機能 を追加しました。

数値データの表記を最適化
ダッシュボード上の数値フォーマットを、以下の表記から選択できるようになりました。
- 千
- 十万
- 百万
- 千万
- 十億
このアップデートにより、大きな数値データをより見やすく、瞬時に理解できる ようになります。

KPI 指標にレコード数を表示
KPI コンポーネントの指標と一緒に、該当するレコードの件数を表示 できるようになりました。

コンポーネントに条件フィルターを適用
ダッシュボードの各コンポーネントに、ユーザー・選択リスト・日付・日時項目などのフィルターを適用可能になりました。これにより、メインタブと関連タブを横断しながら、特定の条件に基づいたデータ分析が可能になります。

ダッシュボードやコンポーネントの削除復元
誤って削除したダッシュボードやコンポーネントを、30日以内であれば復元可能になりました。

Zia による分析コンポーネントの提案
Zia が CRM 内のデータ、レポート、チャートを分析し、最適な分析コンポーネントを提案 します。現在、以下の 3 種類のコンポーネントで Zia の提案機能が利用できます。
- コホート分析
- クアドラント分析
- 異常検出

レポートの機能改善
Zoho CRM のレポート機能が強化され、情報の理解を深め、必要なデータを簡単にフィルタリングし、重要なポイントに集中できるようになりました。
今回のアップデートでは、3つの主要な改善 が加わり、レポートをより効果的に活用できるようになります。
クイックビューフィルター
レポートには多くの情報が含まれていますが、すべてのデータがユーザーにとって重要とは限りません。そこで、Zoho CRMでは、不要な情報を素早く除外し、必要なデータに簡単にアクセスできる新機能「クイックビューフィルター」が導入 されました。
ユーザーは、以下の 5つのフィルター条件を最大5つまで追加でき、より自由にレポートデータを絞り込めます。
- 日付
- 日付/時間
- チェック項目
- ユーザールックアップ
- 選択リスト

レポート機能のデータを
自由にグループ化できるように
Zoho CRM のレポート機能で、データをグループ化する際に役立つ2つの機能が追加されました。
数値ベースのカテゴリ
レポート内の数値を、ユーザーが定義した名前を付けたさまざまなカテゴリに分類できるようになります。また、各カテゴリに対して低い範囲と高い範囲を設定することができます。
例えば、顧客の年収やその顧客から得た売上の数値範囲に基づいて、異なる顧客タイプの基準を定義することができます。

選択リストベースのカテゴリ
同様に、各データに関連付けられた特定のピックリスト値に基づいて、レポート内のデータを分類することができます。各カテゴリの下に特定のピックリスト値をグループ化することで、レポート内で各データがどのように分類されるかをより細かく管理することができます。
例えば、東京、神奈川、埼玉などを関東と分類し、大阪、京都、奈良などを関西としてカテゴリできます。これにより、関東・関西を識別するために項目を追加する必要はなくなります。

スタック全体からデータを取得し、
クエリで業務を支援
異なるタブや、他アプリにデータが分散していることがあります。こうした分散されたデータを効果的に活用できるように、クエリ機能を導入しました。
クエリを使用することで、Zoho CRMや他のサードパーティアプリからデータを動的に取得し、そのデータをCRMシステム内で必要な形式で表示することが可能です。
REST APIやCOQLを活用してデータ取得能力を強化し、スキーマ管理やレスポンスのシリアライズ、その他のデータ処理機能を利用することで、データの取り扱い方法を決定できます。
さらに、Zoho CRMのさまざまな機能にクエリを関連付けることで、取得したデータを効果的に活用できます。例えば、キャンバスビューやキオスクスタジオの一部としてクエリを利用し、取得したデータをキャンバスビューやキオスクの画面に表示することが可能です。

Zoho CRMの新しいIDEで、開発の可能性を拡張
Zoho CRMへ新たにIDE(統合開発環境)が追加されました。IDE(統合開発環境)とは、プログラムを開発するために必要なツールをひとつにまとめたシステムのことです。通常、コードを書くエディタ、テストを行う機能、変更履歴を管理するツールなどが含まれており、開発作業をより効率的に進めることができます。
新しいコードエディタをお試しください。
新しいコードエディタには、構文ハイライト機能とスマートオートコンプリート機能が搭載されており、Delugeのコードをより快適に記述できます。エディタ内では、関数名や戻り値の型、カテゴリ、引数、さらにはそのデータ型を指定することができるため、各関数の引数やカテゴリを簡単に識別できます。これにより、コードの可読性が向上し、開発効率も大幅に向上します。

現在の設定に影響を与えずにコードを実行
新しいエディタの実行機能を利用すれば、コードをその場でテストすることができます。この機能は従来の「保存して実行」とは異なり、コードを保存せずに実行できるため、現在の環境に影響を与えることなく動作を確認できます。開発中のスクリプトを試しながら調整できるため、より柔軟で効率的なテストが実現します。

コードの変更履歴を確認
エディタの左パネルにある「レビュー」機能は、差分エディタとして機能し、最近加えた変更をハイライト表示します。これにより、どこを修正したのかを一目で確認でき、コードの管理や調整がスムーズに行えます。

バージョンを戻す
IDEのリビジョン機能は、最大30回分の過去のコードバージョンを保存し、古いロジックに戻すことができます。さらに、コードのリビジョン内容やリビジョンを行ったユーザーを記録した変更履歴も保持されます。
自分のスタイルでコードを書く
ダークモードの切り替えやフォント、文字間隔のカスタマイズ、構文補助の有効化など、Functions IDEを自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできます。
Sandboxでの導入時間を短縮
Zoho CRMのSandboxは、新しい設定やカスタマイズ、ワークフロー、ブループリントを安全にテストできる環境です。本番環境に影響を与えることなく、変更の影響を事前に確認できます。
今回の最新アップデートでは、Sandboxの重要な課題のひとつである変更による「依存関係」と「競合」の解決に対応しました。
強化された「依存関係と競合」の表示
Sandboxで変更を加えた際に競合が発生すると、関連するタブや項目名などの詳細情報が表示されるようになりました。これにより、どの変更が競合の原因なのかを特定しやすくなります。
「依存関係の確認」ページで競合を直接解決
依存関係をチェックする際、競合が発生すると、その場で関連アイテムの不足、重複した名前、開発者とユーザーの関連付けなどの問題を直接解決できるようになりました。

強力なスクリプトを瞬時に実行
Zoho CRMのクライアントスクリプトは、データの自動入力、UIのカスタマイズ、外部アプリとの連携など、さまざまなアクションを実行できる便利な機能です。一方、これまでクライアントスクリプトは特定のタブやページに紐づいており、自由に実行することはできませんでした。そこで登場したのがコマンド機能です。
コマンド機能を使えば、クライアントスクリプトをZoho CRMのどこからでも、いつでも実行できます。これにより、イベント発生時だけでなく、必要なタイミングでスクリプトを手動で実行できるようになります。
より柔軟で安全なテスト環境
- キーボードショートカットを設定して、素早くスクリプトを実行
- コマンドパレットからスクリプトを選んで実行
例えば、分割払い(EMI)の計算、顧客の注文情報の取得、データの一括更新などの処理を瞬時に実行できます。
私たちは現在、Zoho CRM の新機能や強化の開発を進めており、皆様のビジネスにさらに良い影響をもたらせるよう取り組んでいます。詳細については、次回のアップデートをお待ちください。