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セミナー集客を継続的に行う5つのコツ

公開日:

2016年8月1日

この記事は6分で読めます

執筆者 菊池 紗矢香

セミナー集客を継続的に行う5つのコツ

今回の記事では、すぐに驚くような効果はでないかもしれませんが、確実にセミナー集客の量と質を上げていくための5つのコツを紹介します。

年間スケジュールを立てる

あなたもおそらく年間のセミナースケジュールをざっくりとは立てていることでしょう。

でもそのスケジュールは、顧客のことを考えて作られたスケジュールでしょうか?

自社の都合ばかりで考えられたスケジュールではありませんか?

もちろん自社の都合も考えなければいけませんが、顧客のことも考えてスケジュールを考えていなければ集客がうまくいくはずがありません。

例えば大手企業の人事担当者を集めたいのに、人事異動や新入社員への対応・新制度導入などでばたばたしやすい4月に人事担当者向けセミナーを実施しても、集客はおぼつきません。

自社と想定顧客の年間の動きの両方を検討して、効果的なスケジュールを考えてみましょう。

また、集客がうまくいかない大きな理由の一つに、単に告知から開催までの期間が短すぎるということもよくある話です。

あまりにも早すぎてもよくない側面もありますが、忙しいビジネスマンが余裕をもって仕事を調整できるほうに、企画と準備を早めに行って早めの告知を行いましょう。

セミナーの目的を明確にする

ものすごく当たり前の話ですが、セミナーの目的を明確にして、その目的にあった内容・セミナー講師・開催場所・告知方法・集客期間などを決めていく必要があります。

いまあなたが集客中のセミナーは何が目的のセミナーでしょうか。

新規の見込客を集めるためのセミナーですか?

既存の見込客の中から確度の高い見込客を見つけ出すためのセミナーですか?

すでに商談が進んでいる顧客のクロージングを促すためのセミナーですか?

目的を決めるのは当たり前のことなのですが、目的があいまいなまま見直しもされずに惰性でセミナーを開催し続けている企業も多いようです。

セミナー担当を長く続けていると忙しさにかまけて、ついつい、いつも通りのセミナーをなんとなく開催し続けてしまうこともよく聞く話です。

たとえ一度きちんと目的を決めたセミナーでも油断してはいけません。

マーケティング活動で達成すべきことは売上や収益の状況によって変わっていきますので、目的のはっきりした定期開催のセミナーでも、見直しが必要です。

ペルソナを明確に

目的が決まれば、これまた当たり前ですが、どんな人に来てほしいのかも自然と決まります。

どんな内容だったら興味を持ってくれるのか、どんなタイトルだったら告知内容を読んでくれるのかなど、想像力を使って仮説を立てることが重要です。

そして、どんな人に来てほしいかがきまれば、効果的な告知方法も限定されてきます。

たとえば、新規の見込客を集めるのに自社の既存リストだけにセミナー案内をしているだけでは、新しい見込客が集まるはずもありません。

自社のリストにいない見込客候補がいる場所に向けて、何らかの形で情報発信をすることが必要となります。

あるいは自社のリストを増やすための、セミナー以外の施策を先に打つことも検討してみましょう。

必要予算の確保

あなたが開催しているセミナーにはどのくらいの予算がついていますか?

セミナーの開催場所を確保するための予算くらいしか計上されていないかもしれません。

展示会の出展費用やリスティング広告費用がかさんで、自社開催のセミナーにはほとんど予算がついていないという企業は非常に多いと感じています。

低予算でセミナーを開催し続けられればそれに越したことはありません。

しかし、ときにはお金をかけて、集客力のある講師を呼ぶとか、多少高くついても最近話題の場所で思い切ってセミナーを開いてみるなど、いろいろ試してみると今までと違った人たちが参加してくれます。

マーケティングにはいろいろな手段がありますが、同じ予算を別の手段に使ったらどの程度の効果が得られるか、という考えは常にもっておくべきです。

他のマーケティングの施策がどうも反応が悪いなぁ、と思ったらセミナー開催に少し予算を配分してみて効果検証を行ってみましょう。

常に挑戦を

セミナーになかなか人が集まらないんですと嘆いているあなた。

あなたは新しいことにチャレンジしていますか?

同じことを続けている限り、同じ結果しか望むことはできません。

それどころか同じことを続けていては、どんどん状況が悪化していくのが世の常です。

すべてを変えろとはいいませんが、3回に1回くらいは新しいことにチャレンジしてもバチは当たりません。

たとえば、普段は無料のセミナーしかやらないなら、あえて有料のセミナーを開いてみる、なんてアイデアも面白いかもしれません。

参加人数は少なくなるかもしれませんが、お金を払ってでもセミナーに参加してくれた見込客は、きっと商談まで進む確度も高いはずです。

あるいは、いつも単発の告知で集客ができていないなら、ブログやメルマガで開催予定のセミナーに関連する記事を書いて、計画的かつ長期的な集客を行ってもよいかもしれません。

新しいことにチャレンジするのは勇気が必要ですが、そのちょっとの勇気が新しい展開を呼んでくれることでしょう。

どんどん新しいことにチャレンジして、どんどん失敗しましょう。

最後に

ビジネスでは当たり前のことを当たり前に実行した企業が勝つものです。

そして、いろいろと新しいことをやったり仮説を立てて実行したときには、CRMやマーケティングオートメーションツールなどを活用して、データをもとにきちんと効果検証を行うことをオススメします。

やりっぱなしではいつまでたっても、ビジネスの精度は上がっていきませんし、上司に突っ込まれたときに効果があったのかも答えられないようでは、新しいことにチャレンジさせてもらえなくなるかもしれません。

ツールがなくてもデータをもとにした効果検証はできますが、人力でデータを集めたりするのは結構面倒なものです。

そして人間は面倒で、やらなくてもなんとかこなせてしまう類のことは、必ずやらなくなる生き物だと、私は思っています。

無理なくセミナー集客で結果を出し続けるために、面倒なことはツールに任せて、人間は頭を使ったり、新しいことにチャレンジすることに注力しましょう。

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