オンラインポータルとは
オンラインクライアントポータルとは、製品、サービス、情報に1か所でアクセスできる場をお客さま、ベンダー、パートナーに提供する安全なアプリケーションゲートウェイです。
企業にオンラインポータルが必要な理由
自由に使える専用ハブにより、お客さま、ビジネスパートナー、従業員は、探しているものを必要なタイミングで見つけることができます。ポータルを使うと、状況に応じたアプリケーションへのアクセス、ヘルプの検索、質問の投稿、リソースへのアクセス、サポートリクエストの送信ができます。
セルフサービスポータルにより、ユーザーはカスタマーサポートと直接やり取りし、ポリシーや提出物、注文、オンライン支払いなどの関連するデータを管理できます。
ユーザーに個別のサインイン認証情報を提供することで、よりパーソナライズした体験を提供できるだけでなく、ユーザーに組織の一員となってもらうことができます。またポータルには、認証メカニズムとセキュリティーメカニズムがあらかじめ組み込まれています。ポータルを設定すれば、お客さまがかんたんにユーザー登録してサインインできるようになります。
ポータルによりビジネスの付加価値が高まる理由
カスタマーポータルは、サービスコスト削減という付加価値をもたらすだけでなく、重要な生産性向上ツールでもあり、体験要素でもあります。そしてメリットはそれだけではありません。
すべてを1か所で
反応の早いセルフサービスポータルにより、お客さまは必要な情報をすべて1か所で見つけることができます。お客さまのニーズに応えるようにポータルの信頼性と専門性を高めることで、問題が発生した場合にお客さまが別の場所を探し回る必要がなくなります。
ビジネスWebサイトからPWAへ
ポータルは革新的なWebアプリとしてすぐに利用でき、ネイティブモバイルアプリもワンクリックでダウンロードできます。ポータルアプリケーションは反応が早く、モバイルアプリのように魅力的で、Webページのように探すのもかんたん。そしてデスクトップとモバイル端末の両方で動作します。
お客さまによるセルフサービス
お客さまの問題を解決することだけがCXの目的ではありません。FAQやナレッジベース、オンラインディスカッションフォーラムなど、将来的に問題を解決するために必要なツールをお客さまに提供します。セルフサービスポータルは、これらすべてを秩序立てて行うことができます。お客さまはWebやモバイル経由でデータを閲覧、編集、管理し、関連するヘルプ文書にかんたんにアクセスできます。
独自のヘルプデスクポータルとブランド化
サポートとセルフヘルプポータルのブランド化により、正しい場所にアクセスしたことをお客さまが認識できるようになります。またポータルは、パーソナライズしたロゴや視覚的な要素、カスタマイズした外観によりアプリケーションのブランド化を推進する手段として優れています。
きめ細かなアクセス制御
セルフサービスのWebサイトポータルは、消費者が製品やサービスを購入する店舗への電子的な「入口」としての役割を果たします。認証プロトコルと高度なアクセス制御を設定することで、アクセスを管理し、データを保護できます。ユーザーの作業範囲に基づき、ポータル内の権限を設定できます。
お客さまに最新情報を提供
ポータルは設定も非常にかんたんで、直感的に使用できます。また、ユーザーのニーズに合わせてデータをカスタマイズすることでパーソナライズできます。お客さまに、製品リリースノートや新機能の通知、バージョンの変更記録、その他の重要な製品情報への専用アクセス権限を付与できます。
コミュニティを構築
ポータル上で、コミュニティーフォーラム、専用ソーシャルメディアフィード、Webチャット、Q&Aセッション、ユーザーガイドなどのセルフサービスリソースを設定すると、サポートの問い合わせの多くを回避できます。メンバー同士がサポートできるようにして、カスタマーサービススタッフのプレッシャーを大幅に軽減できます。また、関係者は質問に対する回答を迅速に得られるため、担当者の負荷を軽減できます。
顧客獲得率の向上
セルフサービスポータルは、一貫性のあるナレッジベースを提供し、問題解決をかんたんにすることで、お客さまが組織に持つ全体的な印象を高めます。また、ポータル上でかんたんなアンケートを設定して顧客満足度を測定したり、組織のレビューや友人紹介を依頼したり、お客さまが興味を持つ可能性がある他のサービスを抱き合わせ販売したりできます。
Zoho Creatorの豊富な機能を備えたWebポータルを体験
Zoho Creatorポータルは、基幹業務アプリを組織外の関係者がかんたんに共有、使用できる方法を提供します。Zohoの顧客ポータルがお客さまのビジネスにとって理想的である理由をご確認ください。
専用のポータルデザイナー
お客さまのライフサイクルに欠かせない3つのページ(サインイン、ユーザー登録、パスワードリセット)のそれぞれに、印象的なデザインを選択できます。また、ポータルページデザイナーを使って、これらのページをカスタマイズすることもできます。
カスタムドメイン
組織のWebサイトと違和感なく馴染むようにポータルページをデザインできます。また、Zoho Creatorではなく企業のWebサイトからアクセスできるよう、サポートポータルを独自のドメインでホストすることも可能です。
マルチプラットフォームポータル
ポータルはさまざまな端末に対応しており、コンピューターやモバイル端末からスムーズにアクセスできます。また、Webやメール、モバイルプッシュ通知を通じて、お客さまとのつながりを維持し、情報を伝えることができます。
ブランドアイデンティティーの維持
顧客ポータルは、パーソナライズしたロゴや視覚的な要素、カスタマイズした外観により、企業が自社ブランドに合ったアプリケーションを提示する優れた方法です。
完璧なアクセス制御
各種サービスにお客さまがアクセスする方法やタイミングを選択できます。サインインしたユーザーや特定の支払いプランのユーザーのみにアクセスを限定すべき製品データがあれば、ポータルの立ち上げ前にアクセス制御を設定して、各ユーザーが自分のデータベースにのみアクセスするようにできます。さらに、対象ユーザーに基づいてポータルの種類を選択できます。
効率的なユーザー管理
ポータルのユーザーは、個別に追加することも、一括インポートすることもでき、承認ステータスに基づくグループ化も可能です。ユーザープロファイルで個別のアクセス権限(読み取り、書き込み、編集)を定義できます。また作業範囲に基づき、ポータル上のデータにコメントを付加できます。さらに、スクリプトを使用してユーザーを動的に追加することもできます。
認証のメカニズムを強化
ユーザー認証やアクセス権の管理を一元化できます。外部IDプロバイダを利用したシングルサインオン(SSO)または連携サインイン(Google、Facebook)の2種類の認証メカニズムのいずれかを選択、またはZoho独自のサインイン機能を利用できます。
カスタマイズ可能な通知設定
ユーザーとより効果的にコミュニケーションするため、パーソナライズしたメール通知を設定できます。
オンラインポータルでビジネスアプリケーションをレベルアップ
Zoho CreatorのWebサイトポータルをビジネスのニーズに合わせて活用するさまざまな方法をご紹介します。
学生向けゲートウェイ
大学はポータルを使用して、日々のスケジュールや試験、課題の詳細について学生に最新情報を伝えます。学生は、スタッフのスケジュールや成績表、イベントの最新情報を確認できます。スケジュールの変更やお知らせなどを伝えるため、プッシュ通知を設定できます。
サポートポータル
ポータルがお客さまをサポート担当者につなぎます。お客さまは、問い合わせのモニタリングやタスクの更新、問い合わせステータスの確認など、問題解決のプロセスをリアルタイムで把握できます。
プロジェクト管理
セルフヘルプポータルできめ細かい役割ベースのアクセス制御(RBAC)を定義することで、プロジェクトチームはお客さまごとの閲覧内容を確認でき、お客さまとコンサルタントのコラボレーションをリアルタイムで推進できます。お客さまは完了ステータスと新規開発を定期的に確認でき、自身のプロジェクト管理ワークフローを制御された範囲で可視化できます。
その他の一般的なオンサインセルフサービスポータルの例:
- 人事ポータル
- 返品ポータル
- 営業ポータル
- ヘルプデスクポータル
- ITセルフサービスポータル
- サプライチェーン管理ポータル
仕入先/ベンダーセルフサービス
オンラインベンダーポータルで、仕入先の基本的な問い合わせに対応し、請求書データの入力を自動化し、スタッフが組織のより価値の高いタスクに注力するための時間を確保することで、ビジネスを遂行する労力を大幅に削減できます。
業者の業務開始手続き
オンラインポータルを通じたセルフ登録により、仕入先の業務開始手続きを自動化できます。組織は、仕入先の登録とアクセス管理のプロセスを効率化でき、バイヤーとベンダーの強力な関係構築に注力できます。
受注処理と注文対応
取引ポータルは、お客さまやパートナー、潜在的な請負業者、仕入先、その他のベンダーに、各種作業を統合する場所を提供します。
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よくある質問
Zoho Creatorポータルとは?
ポータルとは、お客さまが基幹業務アプリケーションやデータをやり取りするための専用ゲートウェイです。ユーザーは、Zohoアカウントではなく、オンラインポータルからユーザー登録できます。
ポータルユーザーとは?
ポータルユーザーとは、製品、サービス、情報に1か所でアクセスできる、組織外のすべての人々(お客さま、ベンダー、ビジネスパートナーなど)を指します。例えば大学が学生向けにポータルを設定できます。
Zoho Creatorでどのようなポータルを構築できますか?
セルフサービスポータルは、関係者が企業とやり取りする新たな機会を生み出します。Zoho CreatorのWebサイトポータルは、学生向けゲートウェイやITサポート、受注処理と注文対応、仕入先とベンダーの管理、人事、営業、ヘルプデスクなど、お客さまが使用するアプリケーションに対する企業のニーズを満たすために活用できます。
Zoho Creatorが使用する認証メカニズムにはどのようなものがありますか?
Zoho Creatorでは、複数の認証メカニズムから選択できます。
- ポータルサインイン - 顧客ポータルに登録する際に生成される固有のサインイン認証を使用します。
- 連携サインイン - GoogleまたはFacebookのアカウントを使用します。
- SAML認証 - お客さまがIDプロバイダを使用して顧客ポータルにアクセスできる、シングルサインオン(SSO)フレームワークです。
ポータルの種類にはどのようなものがありますか?
ポータルは、アクセス制御に基づき以下の3種類に分けられます。
- 公開 - 顧客ポータルへのリンクを知るすべてのユーザーがユーザー登録し、アクセスできます。
- 制限あり - ユーザーがポータルにアクセスするには、ユーザー登録し、管理者の承認を得る必要があります。
- プライベート - 顧客ポータルの管理者に招待されたユーザーのみがアクセスできます。ユーザー自身がポータルにユーザー登録することはできません。
権限とは?
権限は、ユーザーによる顧客ポータルへのアクセスレベルを管理します。権限は、ポータル内のユーザーの作業範囲に基づき、管理者がさまざまな方法で設定できます。例えば、フォームにアクセスする権限や、データを読み取り、書き込み、編集、削除する権限などがあります。詳細はこちら
お客さまを毎回手動で追加する必要がありますか?ユーザーをインポートするオプションはありますか?
ユーザーを個別に追加することも、一括でインポートすることもできます。インポートに成功すると、お客さまにポータルへのアクセス招待メールを受け取ります。詳細はこちら
サインインページは自由にカスタマイズできますか?
サインイン、ユーザー登録、パスワードリセットの各ページは、ポータルページデザイナーを使用して、組織のブランドを反映するようにカスタマイズできます。
お客さまにポータルのユーザー登録をしてもらうことはできますか?
はい。アプリケーションのポータルが公開または制限ありの場合、お客さまにユーザー登録をしてもらうことができます。
顧客ポータルのライセンスはどのように機能しますか?アプリケーションアクセスごとにライセンスを購入する必要がありますか?
プレミアムプランとアルティメットプランでは、ポータルのアドオンを購入できます。アドオンは、ユーザー数に応じて料金が異なります。
従業員を顧客ポータルの一員としてもよいですか?従業員のライセンス費用を支払う必要がありますか?
いいえ。Zoho Creatorのサービス利用規約では、ポータルにユーザー登録できるのは顧客のみとなっています(組織の従業員は不可)。
管理者はポータルユーザーのパスワードを設定またはリセットできますか?
ポータルユーザーは、「パスワードを忘れた場合」オプションを使用して、これを実行できます。ユーザーがデフォルトの認証メカニズムを選択している場合、管理者がユーザーのパスワードをリセットできます。SAML認証が使用されている場合、パスワードのリセットはIdPの最後のオプションによります。