人を中心に据える
会社経営を成功させるには、まず、共通の目的と明確なビジョンを持った人々のコミュニティを構築する必要があります。組織を特徴づけるのは、開発する製品や提供するサービスよりも、採用されている従業員のバックグラウンドや会社と従業員の関係性です。Zoho では、従業員とその生活の質をあらゆる意志決定の中心に据えています。
生涯の仕事を見つけるためのスペースを提供
私たちは起きている時間のほぼ半分を仕事に費やしていますが、そのことからも、従業員は意義が感じられる仕事、情熱を傾けられる仕事、成長の機会を提供してくれる仕事を求めています。そのため、Zoho では入社時から従業員に投資し、真の潜在能力を発見するためのスペースと柔軟性を提供しています。
詳細はこちら機会を必要とするコミュニティで機会を創出する
Zoho は、有能な人材は大都市にしかいないとは考えません。そのため、人材の育成や雇用において、そこには関心がありません。そこで、どの企業も獲得に奔走するような似通った人材に限定することなく、IT業界とは関係がない、従来とは異なる志願者にも広く門戸を開くことにしました。完成された、型にはまった考えの持ち主より、磨けば光る人材を見つけ出したいからです。
詳細はこちら教育と企業の学歴主義を見直す
先ほど、優秀な人材は大都市でしか見つけられないという考え方を否定しましたが、それと同じく、採用価値がある人材は授業料が高額な大学の卒業生だけであるという考えも否定します。意欲や不屈の精神、柔軟性などの特性は、成績評価や履歴書に書かれたきらびやかな経歴よりも、優れた従業員になることを如実に示す指標です。学歴重視の採用方法をやめたことで、潜在能力のある新たな従業員があらゆる場所で見つかるようになりました。
詳細はこちら個性を活かした専門性を受け入れる
一般に、スタートアップから企業へと成長する過程では、形式的なことが増え、真の人的交流は減ります。なぜなら、従業員全員が同じ型に収まることを強いられるため、仕事に個性を持ち込むことをやめてしまうからです。そのため、創造力がなくなり、その結果イノベーションもなくなります。
詳細はこちら長期的な投資は従業員の長期的な定着につながる
従業員が自身の天職を見つけられるよう場所を確保することで、組織の生産性が向上するだけでなく、個人の生活の質も最適化されます。
このような取り組みの成果は、Zoho の従業員ランクで裏付けられています。私たちは、従業員の多くが、人生の半分以上をZoho で仕事をすることに費やしてきたことを誇りに思います。社会人としての全キャリアをZoho で過ごしている人もいれば、中には子どもたちがZoho Schools of Learning を卒業して、フルタイム従業員として働いている人もいます。