バーティカルCRM構築パートナー
バーティカルCRM(以下VCRM)は、Zoho Developerプラットフォームを使用して、特定の用途に合わせたCRMを構築する環境を無料で利用できるサービスです。VCRMは、Zoho CRM上でカスタマイズでき、業界別CRMなどさまざまなビジネスニーズに対するソリューションとしてのCRMを構築します。Zohoは、Zoho Developerを利用して構築されたVCRMに対しサインアップ、サインイン、利用料金の徴収およびセキュリティを提供します。そのため、パートナーは世界中のあらゆる企業が抱えるビジネス課題に対するソリューションを構築、提供することにフォーカスできます。また、パートナーは、固有のドメインを利用して自社製品としてVCRMを提供し、あらゆる企業にソリューションサービスとして販売することが可能です。
Zoho Corporation が提供する
VCRMサポートシステムおよびそのプロセスについて
パートナーは、「Zoho VCRM evaluation form (Zoho VCRM 審査フォーム)」より開発リクエストを提出します。このフォームには、以下の質問が含まれます。
- 氏名
- メールアドレス
- 会社名
- 構築戦略プラン - 製品に対する潜在ニーズ(業界の問題点をある程度詳細)とそれに対するソリューション。
- ターゲットが利用する一般的な製品/ソリューションとその課題点。
- 直近12ヶ月の販促計画、およびターゲット市場における潜在顧客数、規模の概算)
- 製品のUSP。他社製品とZoho CRMスタンダードプランの比較資料(表形式の対応可否)。
例:https://www.zoho.com/crm/comparison.html - 製品の市場拡大プラン(GTM)の責任者(本人または共同マーケティングパートナー)の紹介文。また、業界など、現在の顧客層に関する紹介。
- 対象の業界/分野における知名度や信頼性を確証する過去の事例をはじめとした情報、データ。
- 製品リリースや展開方法など、市場販売戦略に関する計画資料。
- 製品の販売価格(例:$単価/ユーザー/月)と、想定販売ライセンス数
- 対象となる業界の規模と成長性がわかる市場調査/レポート
Zoho 本社 開発チームは、フォームからの問い合わせ内容を元に担当者を選定、ご案内します。
開発チームが提供する関連資料は以下より確認ください。
Zoho 本社では、現在アメリカ、イギリス、EU諸国、オーストラリアにて VCRM の構築サポートを提供しており、2020年より日本のパートナーに対する構築サポートが開始されました。
VCRMの開発プロセス
VCRMの開発プロセスは以下の通りです。
- 1. 初回登録 :
パートナーは、これまでの経歴を記入し、開発利用規約に同意の上、初回登録を行います。登録完了後、開発コンソールへのアクセス許可が付与されます。
- 2. 営業担当者の紹介:
Zoho (本社)営業担当者からウェルカムメールが送信されます。また、営業担当者との打ち合わせを実施します。
- 3. 開発プロセス :
営業担当者との打ち合わせにおいて、 パートナーからのご要望を確認し、Zohoは、以下のプロセスに沿って支援を行います。
- 構築 / テスト - VCRMの構築方法、プラットフォームのテスト運用をご自身で確認されたい場合は、自由に操作いただけます。ただし、ご自身で確認された場合には、以下のプロセスが適用されませんのでご留意ください。
- 構築、テスト、公開、販売 - VCRMの構築、リリースを自身で行われる場合には、以下のステップをご自身で行う必要があります。
- 4. 評価:
構築されたVCRMに対する評価シートを記入いただき、当社は、それを参照しながら市場性を評価し、適した人員リソースを割り当てます。
- 5. オンボーディング:
テクニカルエンゲージメントマネージャー(Technical engagement manager)より、開発プラットフォームに関する説明と関連資料を共有します。
- 6. 契約書の締結 :
パートナーは当該VCRMの販売にかかる契約書に署名していただきます。
- 7. 要求事項収集 :
契約書の締結後、図表やフローチャートを利用しながら知的財産権や製品リクエストをソリューションアーキテクト(以下SA) に共有します。
- 8. 構築に関する協議:
リクエストを元にSAは、パートナーと協議の上、構築内容を明確にします。
- 9. 製品モデル:
Zoho サービスおよび他社サービス連携を含めた製品モデルを作成します。
- 10. 実装:
製品公開までの間、SAは開発補助の仲介を行います。
- 11. レビュー・公開:
構築完了後、レビューを経て、製品公開に進みます。
マーケティング支援について
製品公開後、ゾーホージャパン株式会社 マーケティングチームは、Marketplace ページに遷移させるランディングページをzoho.com/jp/ 配下で作成します。
注意事項:
- VCRMの収益は、Zoho Storeで集計されます。ここでは、当該VCRMを利用する有料ユーザーのリストも確認できます。
- リリースされたVCRMは、各パートナーが指定する独自ドメインから導入を開始できます。Zoho ドメインでの提供を希望される場合は、当社開発チームとの協議が必要となります。
- 現在、VCRMは 米ドルのみでの販売に対応しています。日本円での販売を希望される場合には、日本用の開発ドメインが必要となり、別途協議する必要があります。