パーソナライズされたメールキャンペーンの設定
メールマーケティングは、すべての送信先に一律で同じメールを配信しても機能しません。
例えば、複数の製品を幅広く取り扱う企業なら、顧客の属性に合わせてメール内で訴求する製品を変更する必要があります。
また、見込み客のリードタイムが長いサービスの場合、検討ステータスに合わせてメールの配信内容をカスタマイズすべきです。
Zoho CRM のコマンドセンターなら、顧客のセグメントに合わせたOne to Oneのメールキャンペーンを簡単に設定可能。
各キャンペーンのパフォーマンス比較や内容の改善にも役立ちます。
ここでは、Zoho CRM のコマンドセンターを活用して、顧客に合わせたターゲティングメールを
自動で送信するフローを構築した例を具体的に解説します。
フィットネスジムの通販事業として栄養補助食品を販売しており、
売上を伸ばすために2つのメールキャンペーンを実施しているとします。
1つ目のキャンペーンでは、会員が毎月行っているフィットネスの活動に基づいて統計レポートを作成します。
統計レポートと会員のアクティビティ(筋肉増量、ダイエット、リハビリなどのメニュー)を元に、
関連する栄養補助食品の広告メールを送信します。
2つ目のキャンペーンでは、会員がフィットネス活動で自己ベストを更新したり、
その月の活動量が各都道府県の上位10%に入ったりした場合に、メール配信を行います。
このメールキャンペーンでは、人気のある製品の割引オファーを提供します。
フィットネスジムの会員が割引オファーに興味を持ち、商品をカートやウィッシュリストに入れたり、
ブックマークに登録したりすると、Zoho CRM 内では「興味あり」と判定されます。
注文を完了しなかった場合は、商品の利点や、著名人やインストラクターの
おすすめメッセージが含まれたフォローアップメールを送信します。
メール配信の効果測定を顧客行動レベルで
Zoho CRM のコマンドセンターでメールキャンペーンを構築すると、メール開封率の分析だけでなく、
各メールの受信後に顧客がどのように行動したかを分析することができます。
各メールキャンペーンがどの程度顧客に受け入れられているか、
顧客がどの段階まで購買行動を進めたかを把握することも可能です。
分析結果は、最もパフォーマンスの高いメールキャンペーンの特定や、キャンペーンの改善に利用することができます。
他ツールとの統合
Zoho CRM のコマンドセンターとマーケティングオートメーションツールを連携すれば、MAで取得したユーザー行動を自動化プロセスの条件として組み込むことができます。また、ECプラットフォームとも連携して
ECにおけるユーザーの購買行動を追跡することが可能です。
これにより、新規注文をメールキャンペーン開始のシグナルとしたり、
カート落ちしたユーザーに対して割引オファーを送信したりといった設定を行えます。
いくつかの統合機能は、ZohoのオープンAPIを使用して構築する必要があります。
詳細は当社までお問合せください。
「CRMからマーケティングオートメーションまで一気通貫で行え、かつ費用が
予算内に収まることが要件でしたが、その要件を唯一満たしたのがZohoでした。」
株式会社YOLO JAPAN
取締役 COO 椿 奈緒子氏
Zoho CRM のサポートについて
Zoho では、さまざまな日本語サポートをご用意しています。