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リードジェネレーションをCRM/SFAで改善する

前回のレッスンでは、獲得したリードをCRM(顧客関係管理)/SFA(営業支援)ツールに登録・管理する方法について解説しました。このレッスンでは、獲得したリードを分析し、より質の高いリードを獲得していくPDCAを回す方法について解説します。※CRM/SFAツールの参考として、Zoho CRM の画面が登場します。

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リードジェネレーションをCRM/SFAで改善する

このレッスンで学べること

リードジェネレーションにCRM/SFAを活用する流れを「リードをCRM/SFAに登録・管理する」「リードジェネレーションをCRM/SFAで改善する」という2つの段階に分けて解説します。このレッスンでは、後半の「リードジェネレーションをCRM/SFAで改善する」について解説します。

このレッスンで学べること

リードをCRM/SFAに登録・管理する
※Lesson 6
リードジェネレーションをCRM/SFAで改善する
※このレッスンで解説します。

  • CRM/SFAツールを用意する
  • リードを手動登録する
  • Webフォームを使ってリードを登録する
  • インポートを機能をリードを登録する
  • リードのステータスを管理する
  • リードをスコアリングする
  • レポートでリードと売上の関係を把握する
  • ダッシュボードを作成する

リードのステータス管理

リード情報は状況に応じて常に更新しておくことが重要です。特に、自社が行ったアプローチも忘れずに記録しましょう。そうでなれけば、例えば、インサイドセールス部門がリードに架電した、という情報を記録しておかないと、すでに連絡済みであるにもかかわらず、再度架電してしまい不快感を与えることもあり得ます。リードとの関係を良好なものにするためにも、常に最新情報に更新しておくことに注意しましょう。

ステータスの更新

CRM/SFAには、リードのステータスを管理する機能があります。Zoho CRM では、[見込み客]タブの[見込み客のステータス]項目がそれに該当します。このステータスを更新することで、現時点でのリードの状況を把握することができます。Lesson 6で手動で登録した森田真美さんのステータスを更新してみましょう。

[見込み客]タブを押下し、森田真美さんの名前を押下します。その後、見込み客情報の[見込み客ステータス]にカーソルを合わせ、[鉛筆マーク]を押下します。

見込み客詳細ページ

選択リストからステータスを選択し、チェックマークを押下します。今回は[連絡済み(到達)]を選択します。

見込み客ステータスの選択メニュー

これでリードのステータスを更新することができました。

ステータスを更新

CRM/SFAを活用したリードスコアリング

続いて、[リードスコアリング]について解説します。リードスコアリングとは、リードを客観的な視点でランク付けする手法です。例えば、「メールを開封するたびに加点3点」というようにスコアを設定します。リードスコアリングは、一般的にリードの「絞り込み」の段階で活用されます。スコアリングを通じて受注確度の高いリードを見分けることができ、営業担当者が効率的に対応することができます。

リードスコアリングの設定

[設定]から、[スコアリングルール]を選択します。

[スコアリングルール]を選択

遷移後の画面で[新しいスコアリングルール]を押下し、表示されるポップアップに、スコアリングの名称やひも付けるタブの選択を行います。今回は以下のように入力し、[次へ]を押下します。

  • 名前 :リードスコア
  • タブ :見込み客
  • レイアウト:標準
  • 詳細情報 :なし
[新しいスコアリングルール]を作成する

スコア付けをする項目を設定していきます。今回は、企業の規模(年間売上)、役職、メールの開封、というの観点からスコアリングを行います。[見込み客の項目]から[条件を追加する]を押下します。

スコア付けをする項目を設定

条件を入力していきます。流れは以下のサンプル動画の通りです。Lesson 6でインポートしたデータについて、企業の規模(年間売上)が一定以上なら加点、役職も一定以上なら加点、といったスコアリングを設定します。最後に [以前のデータを更新する]を押下することで、[見込み客]タブに登録されているリードの情報と照らして、自動でスコアリングされます。

スコアリング条件を入力するサンプル動画

[見込み客]の詳細画面を確認してみましょう。田邊純也さんのスコアリングルールのセクションには合計スコアが18ポイント、と表示されています。

[見込み客]の詳細画面でスコアを確認する

スコアリング項目の設定が完了したら、社内で合計スコアに応じたランクを決めておくのもよいでしょう。例えば、「合計20ポイント以上はランクA」、「合計15〜19ポイントはランクB」、「合計10〜14ポイントはランクC」、「合計9ポイント以下はランクD」といったもので、ランクAから優先的に対応する、という具合です。

スコアリングがなされていれば、[見込み客]タブのフィルター機能を使って下記のようにスコアが高いリードだけを絞り込んで表示させる、といったことができ、営業担当者が確度の高いリードに優先的に対応することができます。

スコアに応じて見込み客を絞り込んで表示する

レポートを使ったリードの分析

CRM/SFAにはデータの集計機能が備わっています。Zoho CRM では[レポート]タブがそれに該当します。レポートとは、データを抽出したり集計したりして、一覧または表形式で表示する方法です。目的に応じて、関連データを組み合わせてレポートに表示することで、さまざまな視点でデータを分析できます。例えば、リード情報を、[見込み客のステータス]別にレポートで表示することで、獲得したリードが有効であるかどうかを定量的に把握できます。

ステータス別の見込み客を把握

Zoho CRM の[レポート]タブには、いくつかのレポートがあらかじめ用意されています。[ステータス別の見込み客]というレポートも初期設定のレポートの一つです。

[レポート]タブの左側のカテゴリーから、[見込み客のレポート]を選択します。画面中央から[ステータス別の見込み客]を選択します。

ステータス別の見込み客を把握

遷移した画面には、[見込み客]タブに登録されているリードの情報が、ステータスごとにまとめられているのが確認できます。例えば、ステータスが[対応予定]と[未連絡]のリードが合計6件あり、これらに対して電話連絡を行う必要があることがこのレポートから簡単に把握できます。

ステータス別の見込み客レポート

リードのチャネル別売上を把握

リードジェネレーションにおけるレポートの活用方法として、リードのチャネル別(データ元別)に売上を確認することが可能です。データ元別の売上を把握することで、どこから獲得したリードが最も貢献しているかが分かり、リードジェネレーション施策のPDCAサイクルを回すことができます。

データ元別のレポートは初期設定には無いため、新しいレポートを作成します。[レポート]タブ右上の[レポートを作成する]を押下します。

データ元別の売上を把握する

表示されたポップアップで[見込み客]を選択し、[続ける]を押下します。

新しいレポートを作成

先ほど選択した[見込み客]タブに関連付けるタブを選択する画面が表示されますが、今回は選択せずに[続ける]を押下します。

関連付けるタブを選択する

次に、レポートに表示させる項目を以下の通り設定します。

  • 列の設定:画面左側[列]横[鉛筆]マークを押下
  • 見込み客のデータ元・見込み客名・メール・会社・見込み客の担当者・総額にチェック
  • [完了]を押下
  • レポート名を[データ元別売上]と入力
  • フォルダーで[見込み客のレポート]を選択し、[保存する]を押下

実際の操作方法は以下のサンプル動画の通りです。

データ元別売上レポートの作成サンプル動画

作成したレポートは以下の通りです。[見込み客のデータ元]を押下し、昇順に並べ替えることで、データ元別に売上を表示しています。

このレポートから、展示会経由で獲得したリードが売上に大きく寄与していることが分かります。つまり、マーケティング予算を展示会に割り振ることが質の高いリードを獲得することにつながる可能性が高い、と言えます。このように、レポートを活用することで、効率的なリードジェネレーションの打ち手を考えることができます。

データ元別売上レポート

ダッシュボードの活用

CRM/SFAには、データを表やグラフにする機能があります。Zoho CRM では[アナリティクス]タブがそれに該当します。[アナリティクス]タブには、ダッシュボードという表やグラフをカテゴリごとに常時表示させる場所があり、レポートよりももっと視覚的にデータを把握することができます。ダッシュボードとは計器盤を意味し、重要な指標を集中的に表示させておける場所のことです。

このレッスンでは、[アナリティクス]タブに、「リード管理用」というダッシュボードを新たに作り、その中に以下の3つのグラフや表を表示するように設定して、リードに関する情報をリアルタイムで把握できるようにしていきます。

グラフ・表の名称

説明

見込み客のデータ元

リードのチャネルごとの件数と比率を表示します。

担当者別リード管理状況

担当者別のリードの件数を表示します。

見込み客のステータス

リードのステータスごとの件数を表示します。

ダッシュボードの完成イメージは以下の通りです。

リード管理用ダッシュボードの完成イメージ

Zoho CRM の[アナリティクス]タブでダッシュボードを新しく作成し、そこに「見込み客のデータ元」「担当者別リード管理状況」「見込み客のステータス」という3つを配置する流れを解説します。

まずは新しいダッシュボードを作成します。[アナリティクス]タブを押下し、遷移後の画面で[ダッシュボード+]を押下します。

新しくダッシュボードを作成する

ダッシュボードの名称を「リード管理用」とし、横にある[鉛筆マーク]を押下し、公開範囲を[すべてのユーザー]として[保存する]を押下します。これで、Zoho CRM を使っている社内のユーザー全員が閲覧可能なリード管理の白紙のダッシュボードが作れました。この白紙のダッシュボードに表やグラフを配置していきます。

白紙のダッシュボードに表やグラフを配置
ダッシュボードの表示設定

見込み客のデータ元

見込み客のデータ元をグラフにします。見込み客のデータ元の割合がどのようになっているかを確認するために、[円グラフ]で作成します。

  1. リード管理用ダッシュボードで[表/グラフを追加する]を押下
  2. ポップアップ画面で[グラフ]、次の画面で[かんたん作成]を選択
  3. 詳細の設定は以下の通り
    • [表/グラフ名] 見込み客のデータ元
    • [タブ] 見込み客
    • [軸/Y軸] 件数/-見込み客
    • [グループ化] 見込み客のデータ元-見込み客
    • [グラフの種類] 円グラフ

作成手順については以下のサンプル動画の通りです。

見込み客のデータ元をグラフ化するサンプル動画

設定を終えると以下のグラフがダッシュボードに配置されます。リードジェネレーション施策の結果、どういうチャネルからリードが獲得できているか、全体像を把握できます。

見込み客のデータ元グラフ

担当者別リード管理状況

担当者別のリードの進捗状況をグラフ化します。各担当者が担当しているリードの進捗状況を確認するために、グラフの形式は、比較に適した表[エレガント]を使います。エレガントは、各担当者ごとのリードの件数や昨年と比較したリード件数の上昇率などを視覚的に判断するのに適した表です。

  1. リード管理用ダッシュボードで[表/グラフを追加する]を押下
  2. ポップアップ画面で[比較]、次の画面で[エレガント]を選択
  3. 詳細の設定は以下の通り
    • [表/グラフ名] 担当者別リード管理状況
    • [比較対象] ユーザー - 特定のユーザー
    • [比較対象] 「中沢ゆか」「一平中山」「浩二友田」
    • [項目名1] リード件数
    • [指標] 見込み客
    • [指標] [件数/-見込み客]
    • [期間] 作成日時が今会計年度
    • [項目名2] リード合計年間売上
    • [指標] 見込み客
    • [指標] [合計/年間売上-見込み客]
    • [期間] 作成日時が今会計年度

作成手順については以下のサンプル動画の通りです。

担当者別リード管理状況をグラフ化するサンプル動画

設定を終えると以下の表がダッシュボードに配置されます。

担当者別リード管理状況をダッシュボードに追加

見込み客のステータス

すべての見込み客のステータスをグラフ化します。グラフの形式は、ステータス別に表示できる[棒グラフ]を使います。

  1. リード管理用ダッシュボードで[表/グラフを追加する]を押下
  2. ポップアップ画面で[グラフ]、次の画面で[かんたん作成]を選択
  3. 詳細の設定は以下の通り
    • [表/グラフ名] 見込み客のステータス
    • [タブ] 見込み客
    • [軸/Y軸] 件数/-見込み客
    • [グループ化] 見込み客ステータス-見込み客
    • [グラフの種類] 棒グラフ

作成手順については以下のサンプル動画の通りです。

見込み客のステータスをグラフ化するサンプル動画

設定を終えると以下のグラフがダッシュボードに配置されます。獲得したリードがどのような状況にあるか、全体像を把握できます。

見込み客のステータスのグラフ

リードジェネレーションはリードを獲得して終わり、ではなく営業活動の成否を左右する重要なマーケティング活動です。データをうまく活用しながら、自社のビジネス成長を支えましょう。

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