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CRMを使ってメルマガのKPIを管理する

前回のレッスンでは、メールの配信結果を元にした効果検証と改善の方法を学びました。ただ現実には、メルマガの目標(KPI)として配信数や開封率、クリック率などを設定し、それらの達成状況を可視化したい場合も多いでしょう。
CRM/SFAツールには、メルマガに関するさまざまなデータが蓄積されています。そのデータをグラフや表で見える化し、メルマガのKPI管理に活かすことができるような機能もCRM/SFAツールは持っています。このレッスンでは、CRM/SFAツールにメルマガのKPIをセットし、進捗を確認する方法を学びます。

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CRMを使ってメルマガのKPIを管理する

CRM を使ってどのようにKPIを管理できるのかを理解する

アナリティクスタブとダッシュボードとは

Zoho CRM において、KPIの設定管理は[アナリティクス]タブで行います。アナリティクスタブは、CRM内のデータを表やグラフにして見える化する場所です。レッスン8で学習した[レポート]との大きな違いは、集計データを視覚的に表示できる点です。[レポート]は指定した条件のデータを、表形式やリスト形式で表示させたい場合に使用します。
タブ内で表やグラフが集まった場所を[ダッシュボード]と呼びます。ダッシュボードとは、重要な数値をリアルタイムで表示する計器盤、という意味です。例えば、Zoho CRM のダッシュボードで「組織の概要」を選択すると、組織にとって重要な数値である「今期の売上目標と達成度」や「今期の見込み客の獲得目標と達成」といった重要な指標について、CRM内のデータを集計した情報が並びます。

アナリティクスタブのダッシュボード

(Zoho CRM 組織の概要ダッシュボード)

メルマガのKPIを管理するダッシュボードを作成する

Zoho CRMでは、メルマガのKPIを管理するために、下図のようなダッシュボードを作成できます。
実際に作成してみましょう。

ダッシュボードの見本

(Zoho CRM メルマガのKPI管理用ダッシュボードの例)

グラフの名称

説明

メルマガ登録者数(対目標)

メルマガ登録者数の目標と実績、達成状況を視覚的に表示します。目標値は任意の値を設定できます。

メルマガ配信数(対目標)

メルマガ配信数の目標と実績、達成状況を視覚的に表示します。目標値は任意の値を設定できます。

メルマガ経由の受注実績(対目標)

メルマガ登録フォームで獲得したリードの受注金額の目標、実績と達成状況を視覚的に表示します。目標値は任意の値を設定できます。

メルマガ別 - 開封率

過去に配信したメルマガ全体の開封率をグラフ形式で視覚的に表示します。

メルマガ別 - クリック率

過去に配信したメルマガ全体のクリック率をグラフ形式で視覚的に表示します。

ダッシュボードを新しく作成する

メルマガ関連のデータを全て1箇所にまとめるため、「メルマガKPI管理」のダッシュボードを作りましょう。[アナリティクス]→[ダッシュボード+]を押下し、ダッシュボードの名称を「メルマガのKPI管理」とします。その横にある公開範囲を[すべてのユーザー]を選び[保存する]を押下します。これで組織内でZoho CRM を使っているユーザーが閲覧できるメルマガKPI管理のダッシュボードができました。

ダッシュボードの新規作成手順動画

メルマガのKPIを設定する

メルマガに関して、「メルマガ配信数」「メルマガ登録者数」「メルマガ登録者数」「メルマガ経由の受注」「メルマガ別 - 開封率」「メルマガ別 - クリック率」などのグラフを追加してみましょう。

メルマガ配信数

まずは、「メルマガ配信数」の目標管理を行うグラフを追加してみましょう。メルマガのKPI管理ダッシュボードで[表/グラフを追加する]を押下し、ポップアップで出てきた画面で[目標達成度]を選びます。次の画面で[ゲージグラフ]を選択します。5つの設定について次のように入力し、[保存する]を押下すればグラフの完成です。

項目

入力

補足

1. 表/グラフ名

メルマガ配信数

あとから自由に編集できます

2. 目標の適用対象

組織全体

個人目標でなく組織全体の目標なので組織全体、を選択

3. 目標の指標

メール
件数/-メール

何をグラフで集計するか、を定義

4. 期間

送信 - 今会計年度

任意。件数を数える期間を定義。対象期間以外のメールを集計してしまわないようにする

5. 目標

1,000

任意

「メルマガ配信数」グラフの追加手順動画

メルマガ登録者数

次に「メルマガ登録者数」です。[表/グラフを追加する]を押下し、ポップアップで出てきた画面で[目標達成度]を選びます。次の画面で[ゲージグラフ]を選択します。5つの設定について次のように入力し、[保存する]を押下すればグラフの完成です。

項目

入力

補足

1. 表/グラフ名

メルマガ登録者数

あとから自由に編集できます

2. 目標の適用対象

組織全体

個人目標でなく組織全体の目標なので組織全体、を選択

3. 目標の指標

見込み客
件数/-見込み客
フィルター
見込み客のデータ元 次の値と等しいメルマガ登録フォーム

何をグラフで集計するか、を定義

4. 期間

作成日時 - 今会計年度

任意。件数を数える期間を定義。対象期間以外のデータを集計してしまわないような期間にする

5. 目標

300

任意

「メルマガ登録者数」グラフの追加手順動画

メルマガ経由の受注

次に「メルマガ経由の受注」のグラフを追加してみましょう。メルマガのKPI管理ダッシュボードで、[表/グラフを追加する]を押下し、ポップアップで出てきた画面で[目標達成度]を選びます。次の画面で[棒グラフ]を選択します。5つの設定について次のように入力し、[保存する]を押下すればグラフの完成です。

項目

入力

補足

1. 表/グラフ名

メルマガ経由の受注

任意

2. 目標の適用対象

組織全体

個人目標でなく組織全体の目標なので組織全体、を選択

3. 目標の指標

商談タブ
合計/総額 -商談
フィルター
商談ステージ、次の値と等しい、受注
かつ
見込み客のデータ元、次の値と等しい、メルマガ登録フォーム

何をグラフで集計するか、を定義。売上がひも付くのは商談のため、商談タブを選択

4. 期間

完了予定日 - 今会計年度

売上を集計する期間を定義。
※基準とする日付項目に実態とそぐわない値が入力されていると正しいデータが取得・集計できないので注意が必要

5. 目標

3,000,000

任意

「メルマガ経由の受注」グラフの追加手順動画

メルマガの開封率を可視化する

次に、「メルマガの開封率」です。[表/グラフを追加する]を押下し、ポップアップで出てきた画面で[グラフ]を選びます。次の画面で[標準]を選択します。4つの設定について次のように入力し、[保存する]を押下すればグラフの完成です。

項目

入力

補足

1. 表/グラフ名

メルマガ別 - 開封率

あとから自由に編集できます

2. タブ

メール

3. 軸 ( Y軸 )

平均 / No. of Opens - メール

4. グループ化

テンプレート名 - メール

特定のメルマガだけ抽出する場合は、フィルター設定で「件名」などを指定します

「メルマガ開封率」グラフの追加手順動画

メルマガのクリック率を可視化する

次に、「メルマガの開封率」です。[表/グラフを追加する]を押下し、ポップアップで出てきた画面で[グラフ]を選びます。次の画面で[標準]を選択します。4つの設定について次のように入力し、[保存する]を押下すればグラフの完成です。

項目

入力

補足

1. 表/グラフ名

メルマガ別 - クリック率

あとから自由に編集できます

2. タブ

メール

3. 軸 ( Y軸 )

平均 / No. of Clicks - メール

4. グループ化

テンプレート名 - メール

特定のメルマガだけ抽出する場合は、フィルター設定で「件名」などを指定します

「メルマガクリック率」グラフの追加手順動画

これで、メルマガのKPIを管理するためのダッシュボードが完成しました。

KPI管理のダッシュボード

CRMのデータが更新されると、ダッシュボードの値もリアルタイムで反映されます。

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