自社で用意したHTMLコードを使用してメルマガを配信する
Lesson 7では、CRMにあらかじめ用意されているテンプレートを編集してメルマガを作成する方法を学びましたが、Zoho CRM では、独自のHTMLコードを使用してメールを作成することもできます。「自社でHTMLメールのデザインとコンテンツを用意し、それを使ってメルマガを作成したい」場合に役立ちます。
実際にやってみましょう。

<動画:自社で用意したHTMLコードを使用したメルマガの作成手順>
- [設定]→[カスタマイズ]→[テンプレート]→[新しいテンプレート]を押下し、作成するタブを選択したら[次へ]をクリックします。
- [HTML/テキストを入力する]を押下し、テンプレート名、テンプレートの件名をそれぞれ入力します。
- 画面中央上部にあるメニューから、
を押下します。
- HTMLの編集画面に切り替わったら、HTMLコードをペーストします。
プレビューで体裁を確認し、問題なければ[挿入する]をクリックします。 - [保存する]→[今すぐ保存する]を押下し、保存先のフォルダを指定して保存します。
メルマガの目的に応じてセグメント配信をする
Lesson 2で学習した通り、自社が保有する顧客リストに一斉配信するよりも、メルマガの目的に応じてセグメント配信する方が成果につながりやすくなります。
Zoho CRM の[ビュー][詳細フィルター]の機能を活用すると、顧客リストを属性や行動、配信目的に応じて分類し、セグメント配信を行えます。
たとえば、下表のようなセグメントの分類が可能です。
基本のセグメント例 | |
顧客属性に基づく分類 | 企業規模、業種・業界、興味関心、購入履歴など |
製品・サービスに基づく分類 | 興味のある(または購入・契約した)製品・サービス |
顧客行動に基づく分類 | Webサイトの訪問履歴、開封・クリックしているメルマガ、問い合わせからの経過日数など |
配信目的に応じたセグメント例 | |
認知 | 見込み客の獲得元(展示会、名刺交換、資料ダウンロード)、フォローアップ状況(コンタクトからの経過日数)など |
訴求 | 参加したイベント・キャンペーン、興味のある製品・サービス、所属部署など |
調査 | 見込み客のステータス、興味のある製品・サービスなど |
行動 | 未完了の商談の有無や商談のステージなど |
推奨 | 受注した顧客、購入後一定期間経過した顧客、購入した製品・サービスなど |
実際に、「展示会で名刺交換をしたものの、まだ検討段階にない見込み客」のリストを作成してみましょう。
[見込み客]タブの左上にあるプルダウン式の[ビュー]から、カスタムビューを作成します。
![[見込み客]タブの[ビュー]におけるカスタムビューの作成](http://www.zohowebstatic.com/sites/zweb/images/jp/crm/academy/learning5-lesson10-img1-lazy.png)
リストの条件と、リストに表示する項目を選択します。
今回は、リストの条件として「"見込み客のデータ元"が"展示会"」、かつ「"見込み客のステータス"が"未検討"」を設定します。

設定が完了したら[保存する]を押下すると、指定した条件の配信リストが表示されます。

配信リストの条件をさらに絞り込みたい場合は、リストの左側に表示されている[詳細フィルター]が役立ちます。
![[詳細フィルター]を用いた配信リストの条件の絞り込み](http://www.zohowebstatic.com/sites/zweb/images/jp/crm/academy/learning5-lesson10-img4-lazy.png)
例えば、配信リストの中から「1カ月以内にメールをクリックした見込み客だけ抽出したい」場合は、
[メールの状況]のチェックボックスにチェックを入れて条件を設定して、[フィルターを適用する]を押下します。作成したフィルターは保存することもできます。

メルマガの反響をリアルタイムで確認して、フォローに活用する
CRMのシグナル機能を使って、メルマガの受信者が開封やクリック操作を行った際にリアルタイム通知を受け取ることもできます。商談会の案内など、CVを[設定]→[シグナル]で受け取る通知の種類を設定します。「メール分析」の[開封][クリック]にチェックが入っていると、自分が担当する見込み客がメールを開封/クリックした場合に、通知を受け取れます。
![CVを[設定]→[シグナル]による通知種類の設定](http://www.zohowebstatic.com/sites/zweb/images/jp/crm/academy/learning5-lesson10-img6-lazy.png)
通知は、Zoho CRM 画面上部の鈴マークから確認できます。

メルマガを開封・クリックしてくれた人を抜け漏れなくフォローする
メルマガを開封またはクリックした顧客をフォローアップしたい場合は、一括メール送信の「フォローアップ処理」機能が役立ちます。フォローアップ処理は、一括メール送信の設定画面で行なえます。たとえば、年度末キャンペーンメールのリンクをクリックした人にフォローアップの電話をかけたい場合は、[実行タイミング]→[リンクをクリックしたとき]、[処理]→[通話予定を登録する]を押下し、通話件名と担当者、通話の開始時間を指定するだけで設定が完了します。
タスクを通知メールの送信やリマインダーの設定も可能です。

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