ブランド名が製品にとって重要であるように、送信者名はメールにとって重要です。適切に設定された送信者名やメールアドレスは認識されやすく、信頼性や親近感を与えてくれます。一方で送信者名が適切に設定されていない場合は、逆の効果、すなわち誤認や不信感を与えてしまうことがあります。
では、メールの送信者名を適切なものにするには、どのような名前を使用すべきでしょうか。ここからは、適切な送信者名の作成に関するベストプラクティスについて詳しく見ていきましょう。
最初の選択肢はブランド名
適切な送信者名として最初に選択肢に上がるのは、ブランド名です。購読者は製品やサービスの前に、まずブランドを認識するからです。
例えば、Zylkerが食品や飲料で知られるブランドだとします。その会社からのすべてのマーケティングメールは、顧客に最も強い印象を与えるために、Zylkerを送信者名とするのがよいでしょう。

新規購読者に対して初めてのメールを送信する際には、ブランド名を送信者名として使用します。ある程度親近感が醸成された後は、ブランド名に加えてメールの送信者名(人名など)を記載することで、ブランドアイデンティティを強化することができます。この方法は、フォローアップメールにも有効です。
担当者名を追加する
受信者は通常、メールを開くか無視するかを決めるのに1秒か2秒ほどかかります。送信者の名前(担当者名)を最も目立つ場所に配置することで、信頼できるという印象を与えることができ、効果的な場合があります。
CRMからインポートしたリード(見込み客)にメールを送信する場合、リードのオーナーであるあなた自身の名前をメールに記載するとよいでしょう。定期的にメールを送信することで、リードはあなたの名前に慣れてきているはずですので、リードにメールを送信する際には、ブランド名とともにあなたの名前を記載することができます。

Zylkerの例で考えてみましょう。営業担当者の田中さんが、定期的に新しいプロモーションについて連絡先にメールを送信しているとします。彼が送信するメールの送信者名は、「Zylker 田中」とすることができます。
Zoho Campaigns では、差し込みタグを使って送信者名に営業担当者の名前を動的に差し込むことができます。
'No reply'はトラブルの元
メールは、フィードバックや返信を受け入れる姿勢を常に保つのが望ましいです。メールの送信者名を「返信不可(No reply)」に設定すると、その扉は閉ざされてしまいます。
通常、受信者は、内容に関連性があり、フィードバックの手段がある場合にのみメールに反応します。適切な送信者名は、受信者に対してメールの目的を明確にしますが、「返信不可(No reply)」と表示されていると、受信者の興味を失わせることにもなりかねません。受信者にメールを開封してもらい、返信の必要性を自分で判断できるようにすることで、より良い反応が得られるでしょう。

メールマーケティング担当者であれば、受信者の受信トレイから除外されるのではなく、認識され、好かれる存在になりたいと考えるでしょう。であれば、「返信不可(No reply)」という送信者名を使うのは避けるべきです。
メールの種類に基づいて設定を変える
メールの目的や種類に応じて、送信者名や送信元メールアドレスを変更することができます。 送信元メールアドレスを適切な部署に関連付けることで、営業フォローアップ、技術サポート、またはニュースレターであることをメールの受信者に知らせることができます。
例えば、sales@zylker.com、support@zylker.com、newsletter@zylker.comは、件名を見る前に受信者にどのようなメールが届くかを伝えます。

また、メールのワークフローにおいても、送信者名をカスタマイズできます。例えば、新規購読者向けのウェルカムシリーズの送信者名はwelcome@zylker.com、カート放棄のワークフローの送信者名はyourcart@zylker.comとすることができます。
これにより、メール受信者はメールフィルターを使用して各メールを分類し、必要な重要度で処理することができます。
Zoho Campaigns では、最大5件まで配信元メールアドレスを追加できます。
信頼性の高いドメインが必要
メッセージの送信元が誰なのかを知りたいのは受信者だけではありません。インターネットサービスプロバイダ―(ISP)もまた、受信メールが有効なソースから送信されたものであり、悪意のあるものではないことを確認するためにチェックを行っています。
受信者が購読しているドメイン以外のドメインからメールを送信することは避けなければなりません。そうすると、混乱が生じるだけでなく、認知度や信頼性の構築にも支障をきたします。

常にブランドドメインを使用し、元のドメインに関連付けられた送信者名を作成します。DKIMなどのドメイン認証プロセスを使用することで、受信者のISPが相互に確認し、メールの送信者名が適切なドメインに関連付けられていることを確認できるようにします。
Zoho Campaigns では、ドメイン認証で最も利用される認証方法であるSPF、DKIM、DMARCすべてに対応しており、メールを安全に、高い到達率で配信できます。
A/Bテストで最適な送信者名を見つける
件名や本文と同様に、送信者名もA/Bテストでテストし、最適なバージョンを見つけることができます。これにより、異なるプラットフォームやデバイスで送信者名がどのように見えるかを理解するのにも役立ちます。

Zoho Campaigns では、メールのA/Bテストをかんたんに実施でき、テスト終了後は最も効果的なメールを残りのターゲットに自動送信します。
まとめ
ここまで、適切な送信者名の作成に関するベストプラクティスを紹介しました。送信者名はメールの第一印象に関わる重要な要素ですので、識別しやすく、パーソナライズされた、信頼性の高い送信者名を使用する必要があります。受信者との関係性をふまえて適切に設定することで、開封率の向上にも寄与します。
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※本記事はZoho が提供する英語記事の日本語翻訳記事です。機械的な翻訳を行っています。元記事はこちらです:Ways to make your email sender name more effective