Zoho BooksとZoho Analyticsの連携
Zoho Analyticsは、視覚的に魅力的で洞察に富むレポートを作成できるビジネスインテリジェンスおよびレポート作成ソフトウェアです。Zoho Booksのレポートモジュールには多数のレポートが用意されていますが、それぞれのビジネスには異なるニーズがあり、カスタムレポートの作成が必要な場合もあります。そのため、Zoho BooksにZoho Analyticsとの連携機能が用意されています。
連携のメリット
これらのシステムを連携することで、Zoho Books内のデータがZoho Analytics内で利用可能になります。これにより、カスタムレポートの作成やZoho Analyticsの75以上の財務レポートからの選択が可能となります。また、Zoho Analyticsを使用して作成したレポートやダッシュボードは、自社のウェブサイトやアプリケーションにシームレスに組み込むことができます。この連携は、複数のデータソースやZoho Books内の複数の組織からレポートを生成したい場合にも大いに役立ちます。
メモ:連携を設定する際には、Zoho Analyticsから15日間の無料トライアルが提供されます。ただし、トライアル期間終了後は、Zoho Analyticsの利用が停止され、ニーズに合ったプランにアップグレードする必要があります。
目次
連携の設定
前提条件:この連携を設定するには、管理者権限が必要です。
以下の手順に従って連携を設定してください。
- ページの右上隅にある[設定]に移動してください。
- [連携]の下の[Zohoサービス]を選択してください。
- [Zohoサービス]のページで、Zoho Analyticsの横にある[接続]をクリックしてください。
- 次の画面で連携の詳細を確認し、[設定]をクリックしてください。
Zoho Booksのデータは、片方向の同期を介してZoho Analyticsで利用できるようになります。同期するモジュールのデータを指定し、またこのデータ同期の頻度も設定できます。
- 同期が必要なモジュールと項目を選択してください。
- Zoho Analyticsとデータを同期するスケジュールを設定してください。
- [保存して同期]をクリックしてください。
ヒント:連携後も同期のスケジュールや同期するモジュールを再設定できます。[設定]→[連携]→[Zohoサービス]→[Zoho Analytics]→[詳細の表示]に移動し、[設定を編集]をクリックしてください。
連携が設定され、データがZoho Analyticsと同期し始めます。初回の同期には時間がかかる場合がありますが、Zoho Booksの使用を継続できます。データ同期が完了すると、メールで通知されます。
Zoho Analytics内のワークスペースへのアクセス
連携を設定すると、Zoho Analytics内にワークスペースが作成されます。この専用のワークスペースは、Zoho Booksからのデータを使用してレポートやダッシュボードを作成するための場所です。Zoho Analyticsにアクセスするには、以下の手順に従ってください。
- [レポート]モジュールに移動し、[詳細なレポートの試用]をクリックしてください。
(または)
- [設定]→[連携]→[Zohoサービス]→[Zoho Analytics]に移動してください。
- 連携ページの[詳細の表示]ボタンをクリックしてください。
- [Zoho Analyticsにアクセスする]ボタンをクリックしてください。
また、Zoho Analyticsに直接アクセスしてZoho Booksの分析情報を表示することもできます。定義済みのレポートにアクセスするだけでなく、カスタムレポートを作成し、チャート、ピボットテーブル、サマリー、ウィジェット、ダッシュボードなど、さまざまな形式で表示することが可能です。
さらに、Zoho Analyticsの連携に関するヘルプリソースを確認することもおすすめです。これらのリソースには、連携を利用する際の詳細な手順が記載されています。
ワークスペースへのユーザーの追加
連携を設定した管理者だけがこのワークスペースにアクセスできることに留意してください。他のユーザー(他の管理者を含む)がこのワークスペースにアクセスしたい場合、連携を設定した管理者はそのユーザーをワークスペースのユーザーとして追加する必要があります。手順は以下のとおりです。
- ページの右上隅にある[設定]に移動してください。
- [連携]の下の[Zohoサービス]を選択してください。
- [Zohoサービス]のページで、Zoho Analyticsの横にある[詳細の表示]をクリックしてください。
- [Zoho Analyticsにアクセス]をクリックしてください。
- Zoho Analyticsの左サイドバーからワークスペースの設定にアクセスしてください。
- [ユーザー]タブに移動し、[新しいユーザーを追加]をクリックしてください。
- ユーザーのメールアドレスを入力し、[追加]をクリックしてください。
これらの手順を完了すると、追加したユーザーはZoho Analytics内のワークスペースにアクセスできるようになります。Zoho Analyticsのユーザー役割について詳しくは、ヘルプリソースをご覧ください。
連携を削除する
連携を完全に停止したい場合、連携を削除することができます。以下の手順に従ってください。
- ページの右上隅にある[設定]に移動してください。
- [連携]の下の[Zohoサービス]を選択してください。
- [Zohoサービス]のページで、Zoho Analyticsの横にある[詳細の表示]をクリックしてください。
- [連携の削除]をクリックしてください。
表示されるポップアップで[削除]をクリックして、操作を確定してください。 その後、連携が削除され、Zoho Analytics内でZoho Booksのデータにアクセスできなくなります。これには、連携を削除する前にZoho Analyticsに同期されたデータも含まれます。